学校活性化地域協議会を傍聴~大柿高校
晴れ
昨年度から開催されている大柿高等学校活性化地域協議会、本年度第1回会議を傍聴ました。(議員2名。)
協議内容に入る前に校長先生から学校の現状についての説明があり、興味深いことが1件。3F(Flower=花、Fruits=果樹、Fish=魚・牡蠣)の島、江田島の2F(花と果樹)、そして西日本で唯一生産している紙布(→津島織物製造)を利用したポプリを生徒が製造し、ゆくゆくは商業ベースに乗せていきたいというお話。応援していきたいですね。協議内容については以下の3点です。
(1)公営塾について
公営塾を導入している加計高校(安芸太田町)や油木高校(神石高原町)、西城紫水高校(庄原市西城町)等の資料説明。大柿高校では、現時点で進学希望の生徒に対して放課後に個別指導を行っています。
協議会としてはプラスαの効果として、開設の方向で検討することに決しました。ポイントは江田島市がどのように支援するか、ということになります。極論を言うと塾運営費をどこが負担するか、です。
私見としては、運営主体は他の学校にならって『大柿高校を育てる会』として、今年度中に募集を検討している『地域おこし協力隊』に人材を求めることが良いのではないだろうか。(→参考)
(2)県外からの生徒受入れについて
昨年7月に平成27年度入学者選抜(入試)から小規模校の【県外募集】を承認した県教委。(→こちら)大柿高校としては来年度(平成28)募集の方向で検討することが確認されました。
下宿先については、『民泊修学旅行』の受入れ家庭も含めて検討課題。入学者と下宿先の窓口はあくまでも学校であることも確認されました。
※県外募集における留意点(県教委指針)
①受入れ人数の設定は、県内志望者へ配慮したものとする
②地域とともに活性化・魅力づくりに取り組むこと
③地域と連携し、住まいや食事の提供、生徒の世話をする方を確保すること
(3)ユースチームの受入れについて
多くの江田島市民や大柿高校活性化地域協議会の方々からすると突然な話かもしれません。議会では昨年12月に上本議員が一般質問しました。(参考→こちら)
江田島市を本拠地としたサッカーのユース・チームを作って、選手が大柿高校に通う、という話です。母体となるのは中国リーグに所属するSRC広島。ユース・チームの練習場となる「人工芝グラウンド」(多目的)を造って子どもから高齢者も楽しめる場の創設と交流人口増加(ジュニアサッカー大会など)に繋がるというプレゼンでした。
協議会委員からは市の活性化も期待でき、かつ、生徒増が見込める案に肯定的な意見。もちろん、ユース案件はグラウンド整備を前提とした二次的効果(生徒増)であるため、今後の動向(市の対応)を注視するに留まりました。(グラウンド整備1面のコストは1億5千万円前後の試算です。)
因みに、平成25年度決算時点の江田島市における財政調整基金は41億5千万円。(基本的には1年間ごとに赤字があった場合の補てんする貯金ですが、突発的な投資案件でも使える貯金。)5月13日に市長へのプレゼンがなされており、市としてどう考えるか注視したい。
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