産業建設常任委員会を傍聴
雨のちくもり
朝7時頃から雨が降りだし、一時的に雷と激しい雨となりました。午前中は産業建設常任委員会を傍聴しました。今年度に入って常任委員会も活発に調査研究をしています。
本日の内容は以下の内容で行政サイドからの説明後、質疑応答となりました。委員以外の全議員にも事前に関係資料が配布されておりスムーズな委員会であったと思います。次回以降、今後の委員会としての方向性を協議することで閉会しました。
○農林水産課
(1)耕作放棄地対策について
5年毎の農業センサスの資料によると2010年(平成22)時点で前回(2005年、平成17))に比べると、総農家数193戸減の949戸、耕作放棄地面積は73ha増の647ha。有害鳥獣対策も引き続き課題であり、平成25年度の捕獲数はイノシシ815頭、カラス319羽、アナグマ98頭、カワウ124羽。
(2)漁場環境調査について
○商工観光課
(1)宿泊、休憩、食事、特産品販売施設等の整備について
今年度は国民宿舎能美海上ロッジ等の整備検討に入ります。現時点ではコンサルタントが検討委員会のための資料を作成している段階。10月にも第1回検討委員会が開催される予定。
(2)海上自衛隊第1術科学校(旧海軍兵学校)を活用した観光ルートの整備及びそのPR方法について
広島県の補助を受け、「魅力ある観光地づくり事業実施計画」を策定する予定。第1術科学校周辺から島の玄関口となる小用港までのエリアにスポットを当ててワークショップによる地域の見せ方と戦略作りを行う。(ワークショップは9月~11月で4回程度開催予定。)
○建設課
(1)一般国道487号及び県道の整備について
国道・県道の整備が必要な17箇所の説明。
○都市整備課
(1)空き家対策について
江田島市の住宅総数に占める空き家の割合である空き家率は平成20年時点で22.1%。(平成25年の数値は未確定)
※最近、全国で空き家等の適正管理に関する条例が制定されています。広島県内では隣の呉市が今年1月1日から施行されました。(→こちら)江田島市としても地域に即した条例を検討してみてはどうかと思います。(都道府県別条例制定状況PDF→こちら)
※国土交通省中国地方整備局→「空き家問題の解消に向けて」
(2)住宅使用料の徴収について
市営住宅は49団地689戸あり477世帯が居住している。収納率は平成23年度81.8%、平成24年度87.3%、平成25年度90.3%と取り組み強化の成果が出ている。
○下水道課
(1)下水道接続率の向上について
処理区域内の空き家を除いた接続が可能な戸数7,459軒のうち5,118軒が接続しており、接続率は68.6%。アンケート調査の結果、未接続家屋の所有者は高年齢者の割合が高いことが判明。今後は60歳以下の就労世帯や企業・団体などの法人を対象に早期接続のお願いをする。
(2)下水道計画区域及び合併浄化槽区域の検討について
これから整備予定の秋月・柿浦・大君地区でアンケート調査。未回答の世帯が全体の半数であるが、下水道の希望率は柿浦・大君地区で50.6%、秋月地区で41.0%。回答者の62%が60歳以上の高齢者ということも希望率が低い原因の要素です。アンケート調査のみで判断することは困難であるが、他の未整備地区も含めて今後の整備方針を検討する。
※5月22日の全員協議会(→こちら)で説明のあった合併浄化槽設置補助金の対象地域の拡大について参考資料が配布されました。
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