« H26第1回総務常任委員会 | トップページ | 尾道市議会も基本条例制定へ舵を切る »

2014年4月21日 (月)

対中関係、どうなるのか

くもり

Img087_2  今日の中国新聞から。外航海運会社に勤めていたものとして衝撃的な記事でした。

 1936年(昭和11)に傭船契約(レンタル)がなされた船舶に関する賠償請求訴訟に端を発しての中国当局による差し押さえ事件。戦後補償を巡る訴訟で日本企業を相手にした強制執行は初めてという。(商船三井プレスリリース→HP

 朝鮮半島の植民地時代に日本の製鉄所で強制労働させられたとする韓国人が新日鉄住金(旧新日本製鉄)に損害賠償を求めた訴訟で原告(韓国人)の差し戻し控訴審判決でソウル高裁が同社に賠償の支払いを命じる原告勝訴の判決を言い渡したのが昨年(2013)7月の出来事です。韓国の司法が日本企業に命じた初めての案件だったと記憶しています。

 近年、東アジアにおいては尖閣諸島・竹島等の問題もあり、同様な案件が頻繁に起こり得る情勢にあります。日韓基本条約(1965)、日中共同宣言(1972)や戦後日本が行ってきた経済支援は何だったのだろうか。

10171669_624637854276917_33791290_3  左は商船三井に関する先週の海事新聞から。多くの日本人が戦前から戦後にかけてブラジルに移住したことはよく知られている話です。

 日本郵船が横浜・山下公園に係留されている『氷川丸』(→こちら)等で戦前・戦後、シアトル航路を結んでいました。一方、大阪商船(商船三井の前身)は『ぶらじる丸』等で戦前・戦後、ブラジル航路を運航していました。かつて人と貨物を運んでいた貨客船から鉄鉱石を運ぶエースとして3代目『ぶらじる丸』が活躍し始めた矢先のことでした。

 今回、差し押さえを受けた船は『BAOSTEEL EMOTION』とう載貨重量22万6千トンの鉄鉱石を運ぶ船。船名にある「BAOSTEEL」とは中国の製鉄会社の名前です。(→商船三井HP

|

« H26第1回総務常任委員会 | トップページ | 尾道市議会も基本条例制定へ舵を切る »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 対中関係、どうなるのか:

« H26第1回総務常任委員会 | トップページ | 尾道市議会も基本条例制定へ舵を切る »