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2014年3月27日 (木)

西能美航路の再々編方針決定

晴れ

1660288_611799078894128_695668814_2 昨日の議会全員協議会で市長が市営船の「公設民営化」方針を決めたことについて報告がありました。

(1)方針決定の理由

①これまで、企業交通船の維持・確保に努めてきたが、利用者の減少や燃料費の高騰により、年々、市の財政負担が大きくなっており、これ以上は経営を維持することが困難な状況にあること。

②三高航路の経営も悪化しており、西能美航路を将来に向かって維持していくためには、民間のノウハウ・アイデアを活用することにより両航路の一体的な運営も含め、経営の一層の合理化・効率化を進める必要があること。

③一方で、中町・高田航路は旧町時代から公営によって守られてきた歴史があり、企業局交通船の廃止が航路の廃止につながるという地域住民の根強い不安の声にも配慮する必要があること。

④西能美航路の再々編については、市公共交通協議会における慎重審議の結果、中町・高田航路については「公設民営が妥当」との方針がとりまとめられたところであり、協議会の構成員として方針を最大限尊重する必要があること。

(2)方式
  指定管理方式

 ○市が保有する高速船の管理運営を指定管理業者に代行させる。
 ○指定管理者は議会の議決を得て決定する。
 ○料金方式は利用料金制とする。(利益還元の可能性については検討。)

(3)移行の時期
  平成27年4月1日(平成26年9月までに指定管理者を決定)

※監督官庁(運輸局)に航路廃止届けを半年前までに届け出なければならないので逆算すると平成26年9月までに決定する必要がある。

 来年度に入って選定方法(市営船の有償貸与か無償貸与など条件整理など)を早急に決めていかなければなりません。もちろん、議会の交通問題調査特別委員会も本件について調査研究する予定です。

 尚、昨年の住民説明会において三高航路との一体運営で少なくとも5年間は両航路の黒字確保というプランです。それぞれが別の運航主体であれば両航路とも赤字になることは否めません。(参考過去記事:2013年8月2日→こちら

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