議会タブレット導入の現状
晴れ
昨年11月にNPO法人ひろしま創発塾主催の勉強会で講師を務めていただいた東京インタープレイ㈱を訪問し、より具体的な議会のタブレット導入について教えていただき、また、意見交換させていただきました。
左写真は東京インタープレイ社のユーザー・レポートの表紙です。(→PDF)神奈川県逗子市議会が平成25年度から議会運営にタブレット端末を活用した「SideBooksクラウド本棚」を導入して6月定例会から本格運用を行った経緯等について取りまとめたものです。
当初は議場へのパソコン持ち込みの是非から始まったそうですが、最終的に、タブレットを導入し、議案書や説明資料等を収納する本棚(SideBooks)のシステムを利用することでペーパーレスや市職員・議会事務局の業務効率化につながることになったということです。
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同様のシステムを島根県の出雲市議会も検討しています。つい先日は議員の研修も行われたようです。(→こちら)タブレット導入には議会主導型と行政主導型があるそうですが、逗子・出雲市議会は議会主導型。
一方で、島根県美郷町は行政主導とのこと。2012年7月から導入を模索していた行政の提案に対して昨年11月に議会側が了承し(左写真)、今年3月からテストを行い6月議会から本格運用の予定とも聞いています。
議会の議案・説明資料だけに限らず、例規集や広報誌等、市民の皆様にとっても有効に使えるのではないだろうか。
議員各位に配布されている例規集(左)はかなり分厚く、条例等が新設・改正されてもアップデートには時間がかかります。また、HP(→こちら)掲載されていますが、調べようと思っても必要な時にパソコンの前にいないことが多い。
市民の皆様にとっての活用としては右写真の「ちいき本棚」が考えられます。江田島市は今年8月までには光回線が全市域で利用可能になります。(→市HP)
Wi-Fi(ワイファイ)環境が整えば、図書館や市役所(支所含む)、公民館などの公共施設にタブレット端末を置いておけば議会だより、広報誌、県民だより、その他の色々な地域情報誌、回覧物が閲覧することも可能です。スペースもそれほど必要でなく、パソコンが苦手な方も簡単に見ることができます。
まだまだ研究を重ねていかなければなりませんが、議会改革や情報公開も含めてこれから総務常任委員会で検討できればと考えています。
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