第4回公共交通協議会、「公設民営化」方針へ
晴れ
14:30から市役所2階会議室で公共交通協議会が開催され、傍聴させていただきました。「市営船」をどうするか、という案件でしたのでテレビカメラも入っていました。
事務局(企画振興課)から11月9日~20日にかけて市内7ヵ所で開催された住民説明会(完全民営化案を基軸とする説明)の報告がありました。参加人数は187名であり、主な意見の大項目は以下のとおり。
①市営船の継続を求める意見
②市営船の経営改善に対する提案
③完全民営化に対する不安
④公設民営を支持する意見
⑤完全民営化を支持する意見
⑥その他
「完全民営化案」を基軸とする説明会であったため、⑤完全民営化を支持する意見は少なめであったという説明がありました。地元住民代表からそれぞれ方針決定についての意見が述べられましたが、押し並べて「公設民営化(案)」支持でした。最終的に公共交通協議会の方針として「公設民営化」で決定されました。
田中市長はこれまで議会での答弁で「公共交通協議会の方向性を最大限尊重する」と終始述べられているので、市の方針も「公設民営化」ということで議会に提案されることになると思います。
尚、「西能美航路再々編」の方向性は決まったが、「中町・高田~宇品航路」と「三高~宇品航路」を一体的に運航する民間会社がどこになるか、という次なる課題が残っています。
三高~宇品航路の運航会社で決定ということではないことを申し添えておきます。(まだ未定)江田島市を起点とする航路運営会社(市企業局を含む)6社で構成する「海上分科会」では、航路再編についての提言としては6社で構成する株式会社若しくは持株会社で運営してはどうかという案(8月2日開催の第2回協議会【資料3:参考 海上分科会で提案された事項について】→こちら)もあります。
いまいちど、将来にわたる江田島市全体の海上交通をどうするか、という視点で議論すべき重要な問題です。12月10日には市議会の交通問題調査特別委員会が開催される予定となっています。議会の一員としてもきっちり議論していきます。
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