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2013年11月20日 (水)

続・西能美航路の再々編 住民説明会@能美町高田地区

1426428_550596495014387_1612814144_ 19:00から開催された能美町高田地区の住民説明会を傍聴しました。(出席者は45名前後、うち議員は4名。) 

 西能美航路再々編の住民説明会は第2回江田島市公共交通協議会で委員から要望されて行われた8会場(うち能美町地区で4)、そして第3回協議会後の今回の説明会が7会場(江田島1、大柿1、沖美2、能美3)です。住民説明会15回のうち、9会場を傍聴させていただきました。

 まずは職員からの説明後、質疑応答がなされました。(冒頭では、市の職員が約50名市外通勤しているが、市の将来性をどう考えているか、という質問もありました。) 以下のような質疑内容であったと思います。

・市営船だと広島県の「生活航路維持確保対策事業補助金」が対象にならないのは?
→現状のままでは可能性が低い。(民間よりも人件費が高く努力が足りない。)県の明確な答えはない。一方、切串~宇品は対象航路だが、民間2社が競合しているので県は出さないだろう。
・公設民営化とは。
→能美海上ロッジのような形式。3隻体制で募集し、条件が合うところに任せる。
・この説明会は民営化ありきではないのか。
・第3案(完全民営化)の方針理由にある、「公設民営方式については、中町・高田航路に対して市が関与できる余地が残るというメリットはあるが、民間事業者単独による収支が見込める中で公的な支援策を講じることは、他の航路事業者との均衡を失することとなる。」というのは矛盾していないか。(現状は公営船)
・資料の数値自体が民営化前提ではないのか。
・旧4町が対立するような資料作りをしていないか。
・来年4月から新体制になるのか。
→市営船存続以外の方式の場合は、議会の議決事項でもあり、また、運輸局との手続きもあるためすぐにではない。(半年くらいかかるか)

※減速航行して燃料費を下げられないか、という質問に対して、減速すると船型(双胴船)のため逆に効率が悪いという回答がありました。(航行中は船体が浮いており、スピードを下げると沈んでしまい、水の抵抗がある。)

 これについては、正確に言うと、2008年(平成20)7月からすでに減速航行しているが、これ以上の減速は効果が無い、ということを伝えてほしかった。(参考:江田島市交通船事業平成11年度以降の変遷及び今後の計画→PDFこちら

※船舶速度と燃料費の関係は過去ブログをご参考ください。(→こちら ) 尚、2008年(平成20)3月定例会で減速航行について提案型の一般質問をしました。その後、減速航行スタートです。

 12月開催予定の第4回公共交通協議会で今回の住民説明会で出てきた意見等が説明され、最終的な協議会としての方針が決定されることになります。それを元に市の方針が出されるわけですが、公設民営化・完全民営化については議会の議決が必要になります。

 そうなった場合は、交通問題調査特別委員会でしっかり審査・調査、そして議会全体で議論していきたいと思います。

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