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2013年9月26日 (木)

西能美航路の再々編 住民説明会@中町地区

晴れ

1379826_520706108003426_59646176_n  能美町での再住民説明会3カ所目である中町地区を傍聴。本日の出席者は71名(うち女性22名、私を含めた議員2名。)能美町内では最大の参加者でした。

 企画振興課から再々編案(①企業局交通船存続、②公設民営方式、③完全民営化)の説明の後、質疑応答がありましたが、市民の声は以下のとおりです。(→は市側の回答)中町地区も①企業局交通船存続という意見が大半を占めていました。

・3案とも三高のフェリーを前提としているが、フェリーを廃止して企業局で高速船を中町・高田・三高で運航できないか。
→民間のフェリーを廃止ということは市がいえることではない。現状の三高港桟橋では高速船のタラップが下りない。
・①市営船継続、②公設民営方式でも小型船導入で経費削減できるのではないか。
・船員給与を下げることはできないのか。(参考過去記事→こちら
・企業努力をしていない。現状の企業局は倒産会社のようなものではないか。代理店等の経費削減も民間にできることが何故、公ができないのか。
・③完全民営化をして、将来、経営が困難で撤退した場合、市はどうするのか。
→そうならないための②案です。
・市営船は出港45分前からエンジンをかけ、暖気運転をしているのはいかがなものか。
・市は航路をも守るという視点に、市民が利用しやすい航路という点も考慮すべき。
・5年先ではなく、10年、20年先まで安心な航路づくりをしなければ、広島に通勤している若者は江田島市内に家も建てられない。(将来設計が立てられない。)
・公共交通協議会には利用者の代表が少ない。(住民協議会のようなものをすべきではないか。)
・市が市営船をこうしたい、という熱意がない。
・市職員全体で江田島市を良くするにはどうすべきか、ということを考えてほしい。

 これまでの8会場で出た沢山のご意見は10月開催予定の公共交通協議会に提出される予定です。

130926nishinoumisaisaihen 左は今日の中国新聞朝刊に掲載されていた記事です。今回の再々編の議論が市議選の焦点になるかどうかという点ですが難しい。旧4町単位で特定の町では①、③に民意がはっきりとしているためであり、地域代表者を選出する色合いが濃い市議選ではそれぞれの代弁者としての議員が選出されるでしょう。

 ただ、議会は江田島市全体の方向性について議論する場であり、新議会では旧町代表者としてではなく、しっかり市の海上交通(市営船だけでなく)の将来を見据えた議論をしなければならないと考えています。

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