委員会報告会・意見交換会(大柿町地区)
晴れ
今週月曜日(5/13)から始まった議会改革特別委員会の報告会・意見交換会ですが、本日の大柿町地区(大柿分庁舎4F 会議室)でひととおり終了しました。(2名欠席)
今回の参加者は27名でした。開会に際し、まず、上田正議長の挨拶のあと出席委員の自己紹介、その後、以下の報告がなされました。
(1)議会改革特別委員会の取組について(報告者:浜先副委員長)
(2)議会基本条例の制定について(報告者:胡子委員長)
上記2点の報告がなされた後、質疑応答(報告内容)と意見交換会(テーマ:~議会改革及び議会に対して~)が行われました。以下のような質問・意見がありました。
■本会議における一般質問は20名の議員がいながら質問者が少ない。また、要領を得た質疑になっていない。
■議会の傍聴者も少なく、開かれた議会とはいえないのでは。
■議員は地域に出向いて問題点を把握すべきではないか。議会報告会は(地域・団体等)の要請に応じて開催してはどうか。
➡持ち帰って検討します。
■議会は参加(傍聴など)したくなるような情報発信をしてはどうか。
■今の江田島市の大きな問題は議会として何だと考えていますか。
➡過疎化(人口減)、海上交通、新市庁舎などの公共施設などがあります。
■一般質問は時間が長い。質疑応答は簡潔にお願いしたい。
■議員(議会)は市民の要望に対して真摯に対応してほしい。
■政務活動費はどうか。
➡会派に対して議員一人当たり月額15,000(年18万円)。条例によって使途が決まっており、研修・視察については報告書の提出義務があります。市民の要請により収支等は閲覧可能。議員活動を測る目安のひとつになります。
■江田島市以外に居住する市職員問題をどう考えるか。進路予測ができる台風ならまだしも、突発的な災害(局地的なゲリラ豪雨・地震)など緊急時に対する防災の観点から、市外に職員が居住することに対してどうかと思う。
➡市外在住の職員は50人余いると聞いてます。これまで3地区(江田島・能美・沖美町)でも同様の質問がありました。議会としても、これまで議員から市に対して同様の質問をしています。市からは、憲法上、江田島市居住を強制することもできず、一方で「ふるさと納税(寄付金)」をしている職員もいると聞いています。今後の検討課題の一つです。
■会派というのは何か。
➡政策を同じくする議員の集合体であり、江田島市議会には現在3つの会派があります。但し、議会運営や政務活動費においては一人でも会派として看做すことになっています。議会運営や市の重要案件で議長が招集する会派代表者会議には参加することが可能です。
■市所有の車両が多すぎるのでは。
➡そういった話を市職員から聞いたこともあります。今後の検討課題です。
■議員報酬の日当制について検討したことはあるか。
➡現段階で検討したことはありません。
■こういった報告会はよいことですが、今後どうなるのか。
➡今回は議会改革特別委員会としての報告・意見交換会です。議会全体としての報告会・意見交換会は議会基本条例(案)で開催することを義務化しています。回数・方法については、別途、検討することになります。
■議員に要望したことが、回答の無いままそのままになっていることもある。議会・議員不審に繋がります。
➡議会報告会・意見交換会を通して市民の要望等については、所管の常任委員会に委ね、検討して議会として執行部に提言することを考えています。また、江田島市議会はこれまで本会議中心主義であり、市側の提案に対して各議員は3回しか質問出来ないルールであり、議論が深まりません。議会改革特別委員会としては、委員会中心主義に移行することを議長(全議員)に対して提言しており、議論を尽くす本来の議会の役割を模索しています。
今回の4会場で開催された報告会・意見交換会でのアンケート調査や意見については5月30日に開催予定の第21回議会改革特別委員会で集計・分析するとともに今後の参考資料にしたいと考えています。
結果については、ホームページや「議会だより」で報告する予定です。この度の委員会報告会・意見交換会にご参加くださいました皆さま、本当にありがとうございました。
| 固定リンク
« 明るい未来へ | トップページ | レモンとオリーブ »
「議会改革」カテゴリの記事
- オンラインによる『新しい議会様式』(2023.02.08)
- 令和4年第5回臨時会(2022.10.29)
- R4年会派意見交換会と議会報告会(2022.10.21)
- 政務活動費の使い道(2022.08.05)
- 令和4年度議会報告会の中止(2022.08.03)
コメント