西能美航路の再々編検討スタート
晴れ時々くもり
午後から平成25年度第1回江田島市公共交通協議会を傍聴しました。後日、市のHPで資料・議事録は公開されると思います。
今年12月には結論を出すという『西能美航路の再々編』。スケジュールは左の写真のとおりです。今日はその前提条件の整理についての説明がありました。(前回の再編については議会だより第22号の『特集~どうなる交通問題』をご参照ください。→こちら)
西能美航路の現状(平成24年の営業損益)ですが、以下の通りです。
○三高航路(江田島汽船) 営業損益 1,209万円の赤字
○中町・高田航路(市営船) 営業損益 6,696万円の赤字
統計人口の推移(国立社会保障・人口問題研究所による)や平成17年~24年の人口・航路利用者の平均増減率で推計した平成29年の航路利用者推計は左の写真のとおり。単純にそうなるとは思いませんが一つの目安と考えてみればいいと思います。
因みに、定期については合計をする際に50倍するとあります。これは定期客が20人いるとして、25日計算と往復(2回乗船)ということで20人 X 50=100人と換算するという意味です。
平成29年の乗降人員の推計値を基に、また、営業経費が平成24年と同額という前提での収支予測は左の写真。驚きの数字です。これも単純計算なのでこの数字が独り歩きしては困りますがズシリと重い。
仮に現行のダイヤ(便数)で収支をトントンにするためには、三高航路で15.5%(620円→720円)、中町・高田航路で44.5%(930円→1,340円)の運賃値上げとなります。
今日は前提条件の整理ということであり、これから海上分科会(運航事業者の会)でいろいろ検討し素案(複数案)が作成されることになります。
市民の方々にもこの問題には積極的に参加していただければと思っています。(公共交通協議会には自治会・女性会・老人クラブも利用者又は住民代表者という立場で各団体の連合会長が委員になられています。)
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