牡蠣殻の有効活用へ
くもり時々晴れ
昨夜は7時前後から突然、風が強くなり雷雨。マツダスタジアムの野球もノーゲームになってしまいました。昨日の中国新聞に面白い記事を発見。呉広域商工会がカキ殻を再利用した新商品開発に力を入れているというもの。カキ殻粉末(牡蠣殻ナノパウダー)を利用した食品やスキンケア用品開発の後押しをする。
ナノパウダーを可能にしたのは地元の瀬戸鉄工(川尻町)が独自開発した技術。呉市内の養殖業者から牡蠣殻を買い取って粉末をつくるという。まさに夢のようなビジネスモデルではないでしょうか。呉市はカキのむき身生産量が4年連続で日本一。(それ以前は江田島市が1位だった年もあります。)廃棄する殻も年間 2万トン超と半端な数字ではありません。ぜひ、このビジネスが成功することを祈っています。
今年3月発行の農林水産省の統計では、広島県内のカキのむき身生産量は、
①呉市 4,739トン
②江田島市 4,624トン
③広島市 4,017トン
呉市内の廃棄するカキ殻が年間2万トン超というのであれば、呉・江田島・広島の3市で6万トンはあると推測できます。先日、地元の漁協組合長から、広島県海田町にあるカキ殻一時堆積場の収容能力に限界が来ていると聞きました。
近年、鳥インフルエンザ等の影響により養鶏用の飼料が伸び悩んでおり、原材料のひとつであるカキ殻の消費量が減ったことが収容能力の限界を引き起こしている、というもの。
今回のナノパウダーで新たな商品開発ができれば、カキ養殖業者にとっても地元の開発業者にとってもこのうえない朗報。地域活性化の起爆剤になります。
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