それぞれの運命
晴れ時々くもり
昨日、大型貨客船「テクノスーパーライナー(TSL)」が江田島市沖美町に解体されるため到着しました。(若しくは海外で買い手が現れるかもしれません。)隣りには退役自衛艦も係船されています。
小笠原航路(東京-父島)を片道約25.5時間かかるところを約16.5時間に短縮する計画で国策として三井造船で約115億円の巨費をかけて建造されました。しかし、2005年(平成17)、原油高騰のあおりを受け、就航を断念した経緯があります。(東京都も支援撤退。→こちら)
このTSL(SUPER LINER OGASAWARA)の最後のお役目は東日本大震災の支援でした。昨年5月17日~5月31日の2週間、宮城県石巻港に寄港し、東日本大震災で被災された方々の食事、入浴、休憩などの無償サービスを提供しました。(国土交通所HP→こちら、玉野三井病院の支援報告→こちら)
一方、江田島市所有フェリー「ドリームのうみ」は平成23年度に売却の予定でした。昨年4月末より宮城県気仙沼・大島の離島航路で約10カ月、復興支援で活躍することに。そして、この4月から三高(江田島市)~宇品(広島市)の定期航路で再活躍することになったのとは対照的です。あの震災で船の運命も変わりました。
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