ジェネリック医薬品のススメ
晴れ
少し冷え込んだ朝を迎えました。庭先に出ると霜が降りていました。先日の中国新聞に江田島市が現在使用している薬と後発医薬品(ジェネリック医薬品)を使用した場合の差額通知を発送する記事が掲載されました。対象者はジェネリック医薬品に切り替えたほうが医療費負担(薬代)が減る国民健康保険加入者です。
後発医薬品は特許(有効成分、製造方法、効能効果、用法用量など)が切れた医薬品を他の製薬会社が製造もしくは供給する医薬品で、開発会社のものよりも安くなります。医薬品開発には数百億円かかるといわれており、その分を回収するために新薬は高い。特許が切れるとその分、安くなるという仕組みです。
江田島市の国民健康保険も他の自治体と同様、加入者の高齢化等で保険給付費(市の国保負担)が増加の一途をたどっています。そのため平成24年度の国民健康保険税(保険料)を値上げせざるを得なくなりました。国保税をこれ以上、上げることのないように、との一環で今回のジェネリック医薬品のおススメ通知をするものです。まずは費用負担の効果(大幅な薬代が減る)がある加入者400名に通知することになります。2月13日に開催された国民健康保険運営協議会の説明では、平成24年度500万円、25年度1,000万円、26年度2,000万円の削減効果を見込んでいます。
ちなみにお隣の呉市では2008年(平成20)からジェネリック医薬品促進をスタートさせており、2010年度(平成22)の医療費の削減効果額は1億1,000万円を超えています。医療費削減は自治体の国保財政健全化の至上命題であり、加入者の薬代の負担も減るということで、全国の自治体や議会が呉市の施策を参考にと視察が相次いでいるとのことです。(→中国新聞ニュース)
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