航路死守のためには
晴れ
中国新聞ニュースで離島航路の記事ありました。(→ここ)岩国市の3つの離島(柱島、端島、黒島)と岩国市を結ぶ第三セクター岩国柱島海運の経営難の話。島の高齢化による乗客減と燃料代の高騰で苦しい経営を強いられているという。島民にとっては通院・買い物や生活物資を運ぶ航路として欠かせない生命線。江田島市も似たところがあります。ただ、江田島市と違うのは離島であるがため、航路運営における赤字部分について国・県・市からの補助があるということです。
江田島市は島といっても早瀬大橋・音戸大橋で本土に繋がっています。国の考えとしては倉橋島・能美島・江田島は半島なんです。(→ここ)よって江田島市と広島・呉を結ぶ航路は赤字になっても基本的には国・県・市の支援はありません。唯一、江田島市営船のみ市からの補てんがあるということになります。参考までに、広島県の離島航路は7航路あり、国・県からの赤字補てんがあります(→広島県HP)
つい最近、江田島市では三高~宇品(広島)のフェリー運航会社(芸備商船)が3月末にも撤退するニュースがありました。(→参考過去記事)当面は親会社(瀬戸内海汽船)がバックアップして航路を引き継ぐことになりますが、人口減・燃料高のままでは非常に厳しい状況には変わりありません。”島”を守るために航路再編や市の支援といったことを市民全員で考えなければならない局面に来ています。もちろん市・議会ともに県や国に訴えかけなければならない。
(参考)
軽油の単価は2011年度82.9円/リットル(税別)。過去20年間で一番安かった年(1999年=平成11年)と比べて約3倍だそうです。
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