ドリームのうみ、無償貸与延長契約締結
雨
10:00から市役所で「ドリームのうみ」無償貸与期間の延長契約式と意見交換会がありました。
調印式の後、気仙沼市や民間災害支援団体「CIVIC FORCE」が編集した3.11の映像を観た後、大島汽船・白幡社長から被災後の概要説明があり、意見交換会にうつりました。
11月以降、愛媛県新居浜市から無償譲渡の「おおしま」、大島汽船所有の「フェリー亀山」、江田島市貸与の「ドリームのうみ」のフェリー3隻体制になることについて、大島汽船の白幡社長にフェリーの運用について聞いてみました。
住民やボランティアの皆さんの”生活の足”として2隻体制は維持し、ガソリン・燃料等、いわゆる危険品に特化した輸送をもう1隻で検討したいとのこと。(大量の危険品輸送と旅客輸送を同時に行うことは法律上難しい。)
尚、夜間便の要望(現在は18:20大島発、19:00気仙沼発が最終便)もあるようですが電気や港湾設備の復旧ができてなく、安全面を考えてまだ運航できないそうです。
今後の復興にあたって産業(特に水産業)と観光に力を入れたいとのこと。白幡社長は観光協会の会長でもあり、これまで色々な仕掛けをしてきたそうです。すでに観光協会の事務所を再開し、活動を始めており、今後は”防災教育の場”としても考たいそうです。実際に大阪の吹田高校の生徒が修学旅行のコースとして来島されたという。
大島汽船社長から教えていただいた東北地方に伝わる言葉、”いのちでんでんこ”(命を守るのは銘々に=自分は自分で守りなさい。)。長い年月の間、幾度となく襲った震災、津波などを経験した先人からの教訓でしょう。色んな意味んで考えさせられます。
最後に、意見交換会で女性会役員の方がおっしゃったコメント。「女性会として義援金活動をしてきたがその流れというのは分からない。でも”ドリームのうみ”という目に見える支援ができたことに大変うれしく思っています。」 私も同感です。
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