江田島市財政計画(H23年度版)
総務部財政課から、昨年度策定された江田島市財政計画(5ヵ年度)の平成23年度の見直し(普通会計)について説明がありました。
市の財政計画は国の動向等も大きく影響するものであり、毎年度見直しをして10月に公表することになっています。健全化への取り組み(収支の改善策)と目標効果額については昨年度とほぼ変わらず。(使用料・手数料の見直しにより歳入確保対策において600万円の増額あり。)
今後の財政計画見直しは、
(1)政府【財政運営戦略】(平成22年6月22日閣議決定)における中期財政フレーム
(2)普通交付税確定額
によって推計を行うことになります。
このたびの普通会計収支見込みでは、平成32年度までに約22億円の財源不足が発生することが示されました。単年度ごとには財政調整的基金(財政調整基金+減債基金)という“貯金”を取り崩して運営することになります。
江田島市としても合併してより、市民のみなさんに協力(各種の補助金カット、使用料・手数料の値上げなど)して頂き、平成22年度末(2010)で財政調整的基金(財源不足を補う)として28億6,400万円の貯蓄があります。
これは以前に触れたように地方交付税の合併特例加算(約15億円)が平成27年度(2015)から段階的に減っていき、平成32年度にはなくなることへの備えでもあります。
現時点での財政収支見通しが発表され、いま説明会を終えた新市庁舎建設問題へ少なからず逆風が吹くものと思います。しかし、単に数字だけで議論するのではなく、将来の江田島市のあり方を踏まえて考えていかなければならない。
※普通会計:公営事業会計以外の会計を一つの会計としてまとめたもの。
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