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2011年9月13日 (火)

H23年第9回全員協議会

晴れ

 午前10時から第9回全員協議会がありました。今日は宮城県気仙沼市の大島汽船に無償貸与している”ドリームのうみ”の期間延長に関する議題があったのでマスコミ各社が取材に来ていました。議題および内容概要については以下の通り。

(1)企業局フェリーの貸与について

 総務部政策推進室長よりこれまでの概要等の説明後、各議員から質疑がでました。市長としては延長したいという思いが伝わりました。私の質問に対するQ & Aの概要は以下の通り。

Q:無償貸与は市民からの支援と考えられます。フェリーを貸し出すマーケットでは月額どの程度ですか。
A:月額200万円程度見込まれるので半年間で1200万円。

Q:延長期限はいつまでですか。
A:来年3月15日までの5ヵ月間です。

Q:大島汽船は第三セクターですが、自治体(気仙沼市)の出資はどの程度ですか。
A:10%(1000万円)です。

Q:(売却予定であった”ドリームのうみ”を)無償貸与することについて交通船事業会計の予算を補正する必要はありませんか。
A:今のところ考えていません。

Q:大島汽船への返事(延長するかどうか)はいつまでに回答する予定ですか。
A:現契約の期限(10月15日)までに返答する予定。

※大島汽船のフェリーは8月中旬に陸上から海上へ戻したが、修理して航路復帰は10月半ばまでかかるだろうということです。また、現行は旅客船とフェリーそれぞれの1隻体制だが災害復旧にはフェリー2隻体制が好ましく、”ドリームのうみ”の延長がどうしても必要という事情もあるようです。

(2)飛渡瀬小学校の統合について

 9月1日に飛渡瀬小PTAと市が江田島小学校への統合で合意したことの説明がある。今年5月1日現在の在校生は43人。1・2年生に至っては2人づつ。地域としては当初、廃校に反対の意見もあったが子どもたちの教育環境のため、という理由で最終合意に至ったと聞きました。

(3)教員被災地学校訪問について

 江田島市立小中学校教員5名(校長1名、教頭1名、教諭2名、養護教諭1名)が9月15日(木)~18日(日)の3泊4日の予定で気仙沼市立大島小・大島中を訪問する。趣旨としては、大震災の教訓や復興の様子を見聞することにより、今後の学校における大規模災害に対する取り組みに活かす、というもの。

 尚、(1)について議会としての賛成・反対などの意見集約はされませんでした。会議最後に市長より交通船事業会計補正予算を9月定例会最終日に追加議案で出したいとのコメントがありました。(私が質問した時には企業局長から補正はしない、と回答受けましたが。)内容としては、無償貸与延長となれば、本年度当初予算で”ドリームのうみ売却”の議決をしたが、売却することができないのでその修正(無償貸与延長したい)というもの。つまり、この補正予算案が否決されれば、議会の反対ということで市としては無償貸与はしない、と大島汽船に伝える、というものと解せます。結局、議会の判断に任せる、ということです。このことについて議員各位がどう受け止めてどう判断するか。私としても今しばらく考えてみたい。

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