農業委員会
くもり
新聞報道でもありましたが、坂町が今年7月に農業委員会を廃止することになりました。農業委員会とは各市町村に1つの委員会を置くのを原則とする行政委員会。主な役割としては、農地売買や農地転用に際して、農地の無秩序な開発を監視・抑止する役目を担っています。(農業保護政策)
坂町は1951年(昭和26)に農業委員会を設置し、定数10人(うち8人が選挙で選出。選挙人名簿は220人)。現在、専業農家はいない。また、農地面積は130haあるが実際に耕作されているのは10%の13ha。2004年(平成16)の法改正で農地面積200ha未満であれば農業委員会を設置しなくてもよくなったこともありますが、今回の廃止理由としては、遊休農地の拡大や担い手の減少という。委員会廃止後は町(行政)が委員会業務を行うそうです。
広島県内の23市町では府中町、海田町に続いて3番目となります。もともとの制度趣旨と実勢が合わなくなり、その役目というものがなくなった、ということになるのだろうか。扱い件数が少ないから行政でやりくりできる、ということだろうか。
江田島市においても農業委員会のあり方を考える時期に来ていると考えます。条例では選挙による委員の定数は15人です。その他各種団体選任も含めると22人の委員がいます。(参考:江田島市農業委員会の平成22年度の目標およびその達成に向けた活動の点検と評価)だが、全国的にも休耕・荒廃農地が増え、農業従事者が減っており、国(国民も)として、制度も含めて農業の在り方を考えていかなければならない。
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