« 桁外れです | トップページ | 入梅です! »

2011年5月26日 (木)

評価の基準

くもり

 橋下大阪府知事が物議を醸しだしていますね。(参考:FNNニュース) ある意味で正論。しかし、法律家としてはどうだろうか。

 例えば、江田島市民は平等に行政サービスを受けるべき、という命題があるとします。(国でいくところの憲法第25条、生存権) 現実には市民税を多く払っている市民とそうでない市民がいます。財政的に市へ貢献している市民はどちらか。わかり切ったことですが、杓子定規で税金を多く払っている市民を優先することが正しいのかどうか。

 橋下知事の鳥取県議定数は人口に応じた定数、という理論も理解できるが、数字だけで判断するのは危ない。ちょっと尺度は違いますが、国連(国際連合、UN)の分担金が人口割であるならば、経済力を無視したとして、日本が米国に続いて第2位の12.53%、2億9,400万US$(2011年度予算ベース)を拠出するのもどうだろう。因みに、中国は第8位で3.18%、約7,500万US$。(外務省:国連通常分担金・負担金

追伸:仮に「自給自足」しかできない、というルールだったらどうだろう。大阪は鳥取より自給率は高いのだろうか。”府民のお金も鳥取にいっている”、というのも。。。ところで、関西電力の原発は関西にあったっけ?福井県にあるような気がします。北陸地方の福井県は人口約80万人。県議会議員定数は40人。なんで鳥取県を例にとったのだろうか。10万人に一人なら、福井県議会の定数は8人。

|

« 桁外れです | トップページ | 入梅です! »

地方自治」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 評価の基準:

« 桁外れです | トップページ | 入梅です! »