県の生活航路対策事業2011
くもり夕方から雨
広島県が生活航路支援の方針を打ち出したことは記事に書きました。(1月13日ブログ記事)広島県HPに平成23年度当初予算の概要が公表されています。その27ページに新規事業として新たな生活航路対策事業に5,200万円を予算計上していることが記されています。(→PDFファイル)
対象航路としては、
(1)「離島の暮らしの維持」に不可欠な航路(離島国庫補助の対象外の離島航路)→7航路
(2)「架橋で結ばれた地域の経済活動の維持」に不可欠な時間短縮効果に優れた航路→6航路
先日の第5回江田島市公共交通協議会において、県の新規事業についてある委員から質問がありましたが、広島県よりは制度設計中である、ということで具体的な説明はありませんでした。
恐らくほぼ決まっているが予算がまだ県議会で議決されていない段階で発言できなかったのではないだろうか。
仮に(1)(2)の13航路に均等で県が補助を出すとしても一航路あたり400万円。補助対象者は航路が所在する市町であり、適正な運航経費に基づいた欠損額に対する補助率が1/2。
つまり市町も航路事業者に対して同額の補助をすることになります。(ここでいう市町というのがどういったものか、まだ私は把握していません。航路が所在する市町、ということは宇品-江田島線とすれば広島市も入るのだろうか。)
県と市町を足しても一航路あたり800万円。最近の中東情勢で原油がさらに値上がりしており赤字額は更に膨れ上がる可能性もあり、実際に効果が出るのかは疑問です。
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