あるべき姿を模索しながら
くもり
年明け三連休の中日(なかび)です。ある意味で激動の2011年が始まった休息の一日ではなかったでしょうか。世間一般で言う統一地方選。今年4月に時の政権運営を占う地方選挙があります。(米国の中間選挙のような感じでしょうか。)ただし、平成の大合併を経験したことによって都道府県知事・議会や市町村長・議会の選挙はバラバラとなってしまったので統一地方選挙という言葉自体が死語になりつつあります。
年明けに面白い冊子と出会いました。呉青年会議所の2011年度事業計画書です。理事長所信もさることながら、理事長と小村和年呉市長との対談録に目からウロコ。ここに興味深い理事長の一説がある。
---引用始め---
もう一歩踏み込んで言うと、昨今、「市民協働」や「市民自治」といった言葉が巷にあふれていますが、その大半は、行政がお膳立てした舞台上で、一定の筋書きにそった役回りを演じるだけの、言わば「市民協働」らしきものというのが実態ではないかと思っています。私は、市民と行政が対等な関係に立ち、地域の政策形成といった部分にまで市民が主体的立場で参画してはじめて、真に内実の伴った「市民自治」と呼べるのではないかと考えています。だとすると、現実とのギャップは大きいと言わざるを得ません。
---引用終り---
対談の中で市民の行政に対する依存度が大きくなった、というくだりがある。”仕組ができるとそれが当たり前”となってしまってるのだろう。かつて介護保険制度なんていうのはありませんでした。ほんの少し前までは家族や地域コミュニティの中で解決できた問題のではないでしょうか。行政におんぶにだっこはいけません。
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