財政を考えてみよう
晴れのちくもり
広報えたじま11月号で平成21年度決算に基づく財政についての健全化判断比率・資金不足比率が公表されました。平成19年度決算から市のHPに両比率を公開しています。(→ここ)
いまのところ、いわゆる、イエロー・カード(早期健全化基準)やレッド・カード(財政再生基準)には至っておらず健全化指標では「健全である」という説明です。
一方で、先日もブログに書きましたが(8月25日、8月31日)、江田島市財政計画(H22~26年度)では平成22年5月時点でこのままの状態で推移すると平成23年度から毎年5~6億円の財源不足が生じ、平成26年度までの累計財源不足額は約23億円という財政危機であるという説明となります。(財政問題についての簡単な説明は議会だよりに掲載しました。→ここ)
財政健全化判断比率・資金不足比率は単年度決算に基づくものですから、これからの将来にわたっての財政問題についての一つの指標となりますが、本質的には江田島市財政計画にある厳しい現実を認識しなければなりません。また、公共施設や道路、橋梁、上下水道などインフラの老朽化対策などもしっかり考えていかねばならないという重い課題もあります。
参考までに総務省HPの夕張市財政再生計画の概要(→ここ)では平成22年度から平成38年度までの17年間で総額322億円(年間約19億円)の借金を返済することになっています。
職員・市民の一人一人が市の財政状況について理解していただき、江田島市が持続可能であるために何をしなければならないのか、を考えてほしいと思っています。もちろん行政のチェック機関である議会も財務諸表の分析・財政危機の実態について研究しなければなりません。
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