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2010年8月

2010年8月31日 (火)

H22-26 江田島市財政計画(その2)

晴れ

 8月も今日で終わり、明日からいよいよ9月に入ります。さて市財政計画についてもう少し触れておきます。

Photo 今回は平成22~26年度までの5カ年の計画ですが、歳入確保についての目標は左の通り。

(1)市税等収納率の向上

 毎年度、決算報告があるのですが不能欠損金(時効などで徴収不能)が問題になります。一時期、県と協力して向上しているのですがゼロになるのは難しいようです。(差し押さえ等も含めた対応もされています。)どこまで目標が達成できるか。

(2)受益者負担の適正化

 今年10月以降、公民館・運動場等の使用料などの減免基準を見直す予定です。いろいろ波紋を呼んでいますが、市民の皆さんには市の現状も少しづつ理解して頂いているのではないだろうか。

(3)市有財産の有効活用

 例えば、廃園・校になった保育所施設や小学校施設の有効利用もこの一つでしょう。旧大君小学校の跡地を”道の駅”にしては、という提案もしたことはあるのですが、どうだろう。

Photo_2続いて歳出削減対策です。

 

(1)組織のスリム化

 平成21年4月時点で451人の職員さんがいました。平成22年4月で13人減って438人。自然減と採用抑制で5カ年で63人減を見込んでいます。職員給与の適正化については、国の改正に準じた給与の改正を行っていくということです。もう少し踏み込んだ検討が必要と感じますがどうだろう。

(2)選択と集中による事務・事業の重点化

 事務事業の見直しとして、各種イベントの見直し、補助金等の削減を検討しています。各種団体からの批判やご意見も予想されます。市になって6年目。これまでいろいろ補助金等を削減してきています。なぜそうなるのか、という意見交換を十分しなければ。(1)についてしっかりと考えておかねば市民の理解が得にくい問題です。

(3)公営企業の経営改善化

 船・水道・下水の企業会計だけでなく株式を97%以上もっている㈱江田島バスも含めての議論が必要。もちろん、福祉面から考えると税金投入(赤字補てん)も必要な局面もあります。江田島市全体で議論できるような土台づくりは必要。(交通船については特に民間航路との兼ね合いも含めた施策を十分に市民の皆さんに理解してもらわなければならない。)

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2010年8月27日 (金)

我ながら

くもり

 久々の曇り空の朝を迎えました。 2004年(H16)3月からホームページで日記を書き始めてから6年3か月、2006年(H18)1月からブログに移行してより4年8か月。たくさんの記事を書いてきました。

 自分のための備忘録であり、刻々と変化のある行政・議会・江田島市を中心とした時々のトピックスを書き連ねてきました。この記事が1,201件目のもの。(だたし、HPの日記は月1件としてカウントしているのでそれ以上でしょう。)我ながらよく続いていると思います。

 これからも一市民として、政治家として情報発信していきたい。時として過激な意見、時として消極的な記事もあるでしょう。ただ自分に正直に、そして江田島市全域という視点からの考えを伝えていきたい。今後とも貴重なご意見をお願いします。

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2010年8月26日 (木)

Challenge! 新しい自分へ

晴れ

 8月23日(月)~27日(金)の期間は今年の『キャリア・スタート・ウィーク』です。市内4つの中学校の2年生176名が市内のさまざまな職場で体験学習をしています。私たち第二次ベビーブーム世代からすると島の中学生はかなり少なくなってしまいました。176名という数字に改めて驚きを感じた。(私たちの中学生時代、大柿中学校で1学年5クラス180人くらいいたのではないだろうか。)

 この職場体験学習によって島の産業や社会での仕事とは何かということを肌で感じていただければと思っています。がんばれ!この子たちが胸を張って、私たちの故郷は江田島市です、と言える環境創りを責任をもって果たしたい。

(追伸)タイトルは市内中学生発案の今年のキャッチフレーズです。

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2010年8月25日 (水)

H22-26 江田島市財政計画(その1)

晴れ

 先日(8月20日)の議会第9回全員協議会(概略のブログ記事→ここ)において極めて重要な資料が行政(江田島市)より提示されました。議員一人ひとりが認識していることと思いますが、はたして市民の皆様に伝えきれるかどうか。(私自身も含めて)

 江田島市は安芸郡江田島町と佐伯郡能美町、沖美町、大柿町が対等合併(これが通説です。)により平成16年11月1日に発足した。(まだまだ市民の想いは一元化していないのではないだろうか。一元化しないようであれば沈没するしかない。)

 合併してより6年が過ぎようとしています。曽根市長、田中市長と続く江田島市です。持続可能な江田島市であるためにどうすればいいか。

Photo 左の写真は江田島市の普通会計(表中には一般会計としてますが、普通会計。)の収支見通しを表しています。平成22年度、今現在でいくところの予測とそれをヤバイと思ってこれから直せばなんとかなる、という表です。

 はたして、どうなるか。江田島市としては何とかするために以下のように考えていますが、私見としてはアウトの状態と考えています。持続可能な江田島市となるためには、大きな外科手術が必要です。はたして体力(職員と住民の受忍限度)が持つかどうかに懸かっています。

歳入確保対策(➡収入の確保)

 ①市税等収納率の向上
  ➡市税・国民健康保険・介護保険・保育料などの収納率UP

 ②受益者負担の適正化
  ➡使用料・手数料のUP
  ➡下水道使用料UPや公民館などの使用料減免制度の見直し

 ③市有財産の有効活用
  ➡売却できるのか疑問であり、賃貸すらどうだろう。。。

歳出削減対策

 ①組織のスリム化
  ➡人件費の抑制といっても自然減でしか対応していない。もう一歩踏み込むべき。

 ②選択と集中による事務・事業の重点化
  ➡対応する職員能力の向上が必要。

 ③公営企業の経営健全化
  ➡ボーナスなど条例違反ともとれる公営企業(交通船事業)ではどうだろう。

 まずは市職員の意識改革が必要。日々の仕事(勤務時間)で満足しているだけの職員では島は良くなりません。3割自治という言葉があります。江田島市の運営をするための費用のうち、3割は市税で賄っていますが、残り7割は国の仕送り金(交付税・補助金)です。(➡市職員給与総額は市税よりも多い。)

 つまり、職員自身が自分の給料の30%しか江田島市民が負担していない、と考えてしまうとこのマチは廃れる一方です。いま公務員の在り方が議論されています。会社(市役所)や職場のあるマチ(江田島市)を愛する気持ちをもっと強くもって欲しい。

補足資料として、

■江田島市の基金についての見込み

Photo


 


■江田島市の市債(地方債)の見込み

Photo_2

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2010年8月24日 (火)

一般質問の通告をしました(H22.8.24)

 毎日暑い日々が続いています。体調を崩さないよう心がけていますが、皆さんはどうですか?冷房の効きすぎる室内にいるのも体に良くないでしょう。冷やしすぎず、また、暑い外にずっといるのも良くない。温度差が一番良くないのでしょうね。

 さて、9月定例会が9月10日から予定されており、今日の午前9時から一般質問の通告受付が開始されました。(締切は8月31日(火)正午まで)今回の私の質問要旨は以下の通りです。(質問の要旨は、的確な答弁が得られるよう、内容を具体的かつ簡明に300字程度に要約することが取り決められておりますが、どうだろう。。。)

 まずは下記の要旨で質問し、一次回答をいただいた後に、質疑・応答の持ち時間である60分内で深く掘り下げた議論ができればと思っています。

 尚、通告順番が1番なので定例会の初日午前(今のところ9月10日10:30頃か。)に登壇することになりそうです。お時間がある方はぜひ傍聴に来てください。

1.災害時などでのインターネット・メール活用と防災行政無線について

 江田島市消防本部予防課が平成19年11月9日から市民の安心・安全を目的に「災害情報メール119」という、Eメールによる配信サービスを開始しています。

(1)21年、22年の豪雨災害でのメール発信回数は。
(2)登録されている団体・個人件数は。

 江田島市は現在、ホームページ(以下、HP)で災害・緊急情報を公開し、リンク先として気象情報(広島県防災WEB)、気象庁HP(台風情報)を掲載しています。

(1)情報の更新はリアルタイムになされているか。
(2)防災行政無線の補完機能としてツイッターの利用は検討できないか。(例 宮城県気仙沼市危機管理課)
(3)防災行政無線のデジタル化に向けて、戸別受信機を自治会・自主防災組織単位で無償配布できないか。

(注釈: 昨年の9月定例会で同様の質問をしています。市長答弁では、統合デジタル化整備事業にあわせて自治会長等への戸別受信機の配布も検討する、と答弁いただいている。但し、8月20日の全員協議会資料では100台しか計上していない。)

2.持続可能な江田島市を描く職員意識の向上について

 持続可能な江田島市を掲げ、市民との協働のまちづくりを目指している江田島市です。市民の協力も必要ですが、職員のやる気の向上も不可欠な要素です。

(1)意識改革をどのようになされているのか。
(2)部署横断的な市長直轄のチームを編成してはどうか。(持続可能な江田島市を描くチーム)
(3)積極的に地域に飛び出す(地域活動への積極参加)職員の育成についてどう考えるか。(仕事外の活動に参画し、地域おこしや社会貢献をする。)
(4)自治体学会などの研究会・セミナーなどに自主的に参加する職員はおられるか。(自己啓発のための有給休暇消化はあるか。)

(参考)日本国憲法より抜粋

第15条 公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利である。
 すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない。
 公務員の選挙については、成年者による普通選挙を保障する。
 すべて選挙における投票の秘密は、これを侵してはならない。選挙人は、その選択に関し公的にも私的にも責任を問はれない。 
第16条 何人も、損害の救済、公務員の罷免、法律、命令又は規則の制定、廃止又は改正その他の事項に関し、平穏に請願する権利を有し、何人も、かかる請願をしたためにいかなる差別待遇も受けない。 
第17条 何人も、公務員の不法行為により、損害を受けたときは、法律の定めるところにより、国又は公共団体に、その賠償を求めることができる。

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公務員の在り方

晴れ

 暑い一日が始まります。NPO法人ひろしま創発塾の設立でお世話になった内
閣府行政刷新会議事務局にお勤めの重徳和彦さん(当時は広島県財政室長)
から面白いメールが来ていたので概要を紹介します。

****引用開始****

地域に飛び出す公務員ネットワーク」という国・地方の公務員のネットワ
ークがあります。現在、700名規模です。公務員だって住民なんだから、
役所の中に閉じこもってないで、ドンドコ地域に飛び出し、地域住民と一緒
になって、地域おこしをしよう!
という趣旨に賛同する公務員のML(+時
々オフ会)です。

 この「飛び出すネット」についての(わたしの個人的)考え方を、「NO
PODAS」という(財)公益法人協会のサイトに寄稿しましたので、ご紹
介します。http://nopodas.com/
しばらくトップページに載っていると思います。

 もしお時間あれば、ご笑覧ください!

【以下、寄稿の概要。詳しくは上記NOPODASをご参照ください。】
===================
 公務員は、役所での仕事だけが公共への関わり方ではないはず。
 アフターファイブや休日には、仕事外の活動に参画し、地域おこしや社会
貢献をどんどんやろうじゃないか!
 こんな想いを持つ全国の国・地方の公務員が、所属や役職を問わず参加し
ているのが『地域に飛び出す公務員ネットワーク』。

(1)“1億総当事者”の社会を目指し、公務員がその第一歩を踏み出す

 職業や肩書で自他をはっきり区別するステレオタイプの傾向が蔓延する社
会。
 まず公務員が自分のミッションを再確認し、問題を“他人任せ”にせず、
“当事者”意識を持つべき。 ひいては“1億総当事者”の社会へ。

(2)“官民融合”でNPOがパワーアップ
 「公務員参加型NPO」では、公務員がタテ割りを超えた能力を発揮する。
官と民が組織面でも人材面でも一体となる“官民融合”によって、NPOは、
あらゆるセクターを超えた戦力へと成長する。

(3)地域主権に不可欠なNPOのエンパワメント
 地方分権は、中央政府から地方自治体への行政内部の権限移譲にとどまら
ず、住民やNPOが主役となる真の地域主権の実現が重要。
 公務員が、NPOと一体となって現場からのイノベーションを生むことに
期待したい。

 ネットワークで横の連携を深め、公務員が地域に飛び出す有用性が住民か
ら認められれば、多くの職場でも理解してもらえる。
 地域社会を元気にしていくための“公務員の大運動”を展開していきたい。
 公務員が変われば、日本が変わる、と信じて。
====================

****引用終了****

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2010年8月23日 (月)

セミナーのお知らせ

晴れ

 週明けの月曜日。暑い一日の始まりです。NPO法人ひろしま創発塾からのお知らせです。チラシはこちら→「ひろしま創発塾 分権セミナー」

**** お知らせ****

ひろしま創発塾では、
先日ご案内した8月29日に実施するセミナーの内容決まりましたので、
その概要をお知らせします。

 今回のセミナーでは、次の3つのテーマについて教育行政のあり方を考
えます。

1)県が持っている教職員の人事権の権限移譲の是非

 是:地域の特色にあった人財・人数確保、他地域への異動がないため腰を
   据えた指導可
 非:人財の偏りによる教育レベルの地域間格差

2)小中高一貫校の是非
※公立の中高一貫校は広島県内に3校(広島県立広島中学校・高等学校、
 福山市立福山中・高等学校、広島市立安佐北中学校・高等学校)、
 小中高一貫校は私立のみで、ぐんま国際アカデミーや慶応義塾などご
 く少数。

 是:12年の長期計画で教育できる、受験にかかる費用や期間を省ける、
   いじめや学級崩壊などの諸問題が少ない
 非:生徒間の学力差が顕著になる、別の学校に進学しにくい、異質な生
   徒との交流がなく狭い世界しか知らない偏った考えの持ち主になっ
   てしまう

3)放課後学校塾(夜スペ)の是非
※杉並区立和田中学校(東京都杉並区和田にある公立中学校)で、2003年
 に都内公立中学校で初の民間校長である藤原和博(リクルート出身)が
 就任し、大規模な学校改革を実施。2008年1月26日より「和田中学校地
 域本部」が主催する『夜スペ』と名付けた補習授業が実施されている。
 これは公立中学校では難しいとされる学力上位層の学力伸張を目指し、
 都立の進学指導重点校や私立の中上位校を目標とするものである。具体
 的には、大手進学塾サピックスより講師を派遣してもらい、成績上位者
 を対象に有料(1万円~2万円)で補習を行う。一方で成績下位の生徒を
 対象とした「土曜寺子屋」という補習授業体制も組んでいる。

 是:学校と連携し授業の進度や教材に合わせて指導できる、児童一人一
   人の実態に応じたきめ細かい指導
 非:公教育の「中立、公平、非営利」の原則が破壊、学校施設の不当な
   目的外使用

**** 以上 お知らせ ****

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2010年8月21日 (土)

H22年第9回全員協議会

 昨日の臨時議会に続いて13:50から全員協議会がありました。議題とその概略は以下のとおりです。

(1)「江田島市総合計画・実施計画」の見直しと「江田島市財政計画」の策定及び「第2次行財政改革実施計画」の取組について

 まずはじめに、分厚い資料を当日渡され(市長も朝だそうだ。)、議員諸氏(私も含め)もいきなり説明されても困る、との意見がでる。こういった資料は事前に配布してほしい。詳細については関係の常任委員会で再度説明をしてもらうことになりました。

①「江田島市総合計画・実施計画」の見直しについて
 平成18年3月に「江田島市総合計画基本構想」を策定し、平成19年1月に「基本計画」、平成20年2月に「実施計画」を策定しております。この実施計画の期間は平成20年~平成22年度となっており、新たに平成22年度~平成26年度までの5年間の実施計画を策定するものです。詳細は市HPに掲載されると思います。・

②「江田島市財政計画」の策定について
 持続可能な江田島市であるためにはまず財政基盤の確保が必要です。平成22年5月時点でこのままの状態で推移すると平成23年度から毎年5~6億円の財源不足が生じ、平成26年度までの累計財源不足額は約23億円。市の貯金である財政調整基金・減債基金が平成25年度にはなるなり、また、平成27年度以降は普通交付税の合併算定替分(約13億円の交付金)が段階的に減ってくるのでますます厳しい状況になります。
 こういったことを踏まえて、
 1.現行の取組みによる収支見通しで見込まれる財源不足の削減
 2.硬直化している財政状況の改善
 3.市基本計画に基づく実現可能な実施計画の見直し
 を柱として行財政改革に取り組まなければなりません。

 この問題については、一度、分かり易くまとめてみたいと思います。

③「第2次江田島市行財政改革実施計画」の取組について
 平成22年度~平成26年度を期間とした実施計画を策定して実施することになります。
 基本方針は、
 1.地方分権改革を担う基礎自治体としての体制整備
 2.「選択と集中」による事務・事業の重点化
 3.民間活力や住民パワーの活用
 4.組織及び財政のスリム化

 機会ある毎に、個別案件として説明できればと思います。

(2)防災行政無線統合デジタル化整備事業について

 旧4町別々の周波数によるアナログ方式の防災行政無線を平成24年度運用開始を目標(平成22、23年度の2か年)にデジタル化する。予算額は総額7億3830万円。(防衛施設周辺民生安定化施設整備事業補助金、社会資本整備総合交付金事業)

(3)江田島市住宅改修工事補助制度の創設について

 1.市内住宅関連産業を中心とする地域経済の活性化
 2.住宅等の安全性、耐久性及び居住性の向上による住み良さづくり
を目的として創設する。補助率は改修費用の10%(上限20万円)。
 <交付の条件>
 ・市内に居住し、住民票等があること
 ・住宅の所有者若しくは所有者が承諾した賃借人
 ・市内の建設業者(個人事業主含む)に依頼する工事
 ・改修費用が20万円以上であること(他の補助を受ける費用を除く)
 ・年度内に工事が完了すること
 <施工期日>
 ・9月定例会で予算成立後、速やかに公布する
 ・施行期日は平成22年10月1日(有効期限:平成22年3月31日)

  尚、担当課は土木建築部都市整備課。

(4)江田島市過疎地域自立促進計画の策定について

 過疎地域自立促進特別措置法(時限立法)が6年間延長されたことにともなって、新たに平成22年度~平成27年度(6カ年)の計画書を策定します。策定案は9月定例会の議決を経て国へ提出されることになります。計画書については、決定後に江田島市HPで閲覧できるようになると思います。

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H22年第4回臨時会

晴れ

 暑い週末です。今日はおきみ水軍フェスタが行われます。さて、昨日の臨時議会について少し報告します。上程されたのは5議案。

江田島市旅客定期航路事業運送条例の一部を改正する条例案 可決(反対2)

 10月1日から半年間行う西能美航路一元化社会実験で中町・高田~宇品のフェリー便を休止することにともなって、若干ではあるが、高速艇の運賃を値下げするものです。(フェリー運賃:大人620円) 主な変更点は以下のとおりです。

  現行 変更 備考
大人  1,030円    930円   100円値下げ
通勤定期(1か月) 30,900円 27,000円 3,000円値下げ

条例にはありませんが、

  現行 変更 備考
回数券 11枚綴り 12枚綴り   775円/枚(フェリーより155円高)
便数 フェリー6便・高速艇20便 高速艇27便,000円  

 以下のような質疑あり。
・高速艇の料金をもっと下げれないか。(回数券13枚綴りなど)➡民間航路(小用~宇品 1,030円)もあり、また、市営であることから難しい。
・通院助成はどうか。➡福祉の立場で全市的に考える。 

・平成22年度一般会計補正予算(第2号) 可決

 7月14日の豪雨災害の災害復旧による補正予算。

 急傾斜地崩壊対策事業(津久茂) 2,402万円
 農地災害復旧事業              2,481万円
 農業施設災害復旧事業           8,744万円
 土木施設災害復旧事業        1億3,684万円
 公袁施設災害復旧費(4か所)     430万円

 財源としては、

 災害復旧費国庫負担金     882万円
 土木費県補助金      1,000万円
 災害復旧費県補助金      1,941万円
 H21年度繰越金     2億3,281万円
 災害共済金          700万円
 市債            5,680万円         

・平成22年度農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号) 可決

・平成22年度公共下水道事業(能美地区)会計補正予算(第1号) 可決

・平成22年度交通船事業会計補正予算(第1号) 可決

 10月からの社会実験によるフェリー休止・高速艇増便により収支の見直しがありました。当初7,100万円の赤字が6,802万円に縮小予定となります。

 尚、フェリー便の休止に伴い、通勤定期(55人)・通学定期(5人)が三高航路(芸備商船)に乗り換える率を50%と試算しています。フェリー燃料(A重油)と高速艇燃料(軽油)では軽油のほうが10円/リットル高い。

 議会終了後にあった全員協議会の内容については別途報告しようと思います。

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2010年8月19日 (木)

H22年第4回臨時会及び全協の予定

晴れ

 お盆を過ぎても暑さは続きます。くれぐれも体調管理には注意しましょう。明日8月20日の議会は次の予定となっています。詳細については後日別掲いたします。

第4回臨時会 

 主なものとしては、7月14日に発生した梅雨前線豪雨災害に係わる災害復旧の補正予算と10月1日から半年間行うフェリーの西能美航路一元化社会実験(実証運航)に伴う江田島市交通船の運賃改定条例案。上程されるのは以下の5議案です。

・江田島市旅客定期航路事業運送条例の一部を改正する条例案
・平成22年度一般会計補正予算(第2号)
・平成22年度農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)
・平成22年度公共下水道事業(能美地区)会計補正予算(第1号)
・平成22年度交通船事業会計補正予算(第1号)

第9回全員協議会

 臨時議会終了後に開催されます。議題は以下の通り。

(1)「江田島市総合計画・実施計画」の見直しと「江田島市財政計画」の策定及び「第2次江田島市行財政改革実施計画」(大綱はここ)の取組について
(2)防災行政無線統合デジタル化整備事業について
(3)江田島市住宅改修工事補助制度の創設について
(4)その他

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2010年8月18日 (水)

農道八王寺線について

晴れ

 5月7日に産業建設委員会の現地視察(→ブログ記事)がありました。その時の資料を読み返していたのですが、農道八王寺線についてのまとめを転記します。この事業は合併前の大柿町時代に始まったもので昨年度までに20億3,120万円の費用をかけています。(国50%、県15%、市(町)35%の割合で負担と説明を受ける。)

 当初計画時の目的は、一般県道大君深江線と国道487号線を結び、江能柑橘共同選果場に至る基幹的な農道として整備することにより、農産物等の搬出入の大型化・スピード化を図れ、農地の有効利用、生産組織が強化されると同時に受益農家の労力軽減と農家経営の向上を主眼とした、ものである。

事業名 期間 延長 幅員 事業費 補助事業名
八王寺地区 H 8-H16 1,364m 6m 4億9,520万円 農林漁業用揮発油税財源身替農道整備事業
八王寺2期 H 9-H18 1,000m 6m 7億6,800万円 農林漁業用揮発油税財源身替農道整備事業
佐古地区 H18-H21   742m 6m 7億6,800万円 基盤整備促進事業

 ミカン農家の減少などにより当初目的を達成するものなのか、というと極めて厳しいが、本年度の農地造成事業(深江釣付地区、オリーブ構想)に繋がればという期待はあります。また、深江新開地区にとっては災害時の避難道路にもなりえる。せっかく完成した農道です。無駄にならないような施策を講じなければ。

(注)農林漁業用揮発油税財源身替農道整備事業: 農林水産省の補助事業。農林漁業用機械に消費されるガソリンについてはそれを免除することになっている。しかし、取引の際にそのガソリンが何に使われるのかを確かめるのは現実的ではないため、農林漁業用機械に消費される分の揮発油税に相当する額を財源として道路を整備することで揮発油税の免除に代えている。この道路を農免農道(または農免道路)という。

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2010年8月17日 (火)

ひろしま創発塾のセミナーご案内

NPO法人ひろしま創発塾分権セミナーの案内です。興味のある方はぜひ参加してみてください。

**** 引用開始 ****
 分権セミナー「教育委員会の新しいカタチを考える」を開催します。お申し込みはお早めに!

★セミナー内容★
日程:H22年8月29日(日) 13:30~16:45
場所:広島市三篠公民館 研修室1(場所のMAPここ
(広島市西区打越町10番23号 �082-237-3077)横川駅徒歩3分
対象:県市町議会議員及び県市町職員、創発塾メンバーなど 30名程度
参加費:1000円(会場費他)

内容:
①はじめに(趣旨説明等)13:30~13:40
②講演(和田芳治氏:元総領町教育長)13:40~14:50
地域主権時代における教育委員会の課題
③パネルディスカッション 15:00~16:20
パネリスト:和田芳治氏、寺岡公章大竹市議、山内領二広島県教育委員会職員、大竹市教員、
コーディネーター:丸山法子(ひろしま創発塾会員・広島県社会福祉協議会)
「教育委員会の新しいカタチを考える」※パネリストは変更することがあります。
④質疑応答 16:20~16:35
参加者からパネリストへのご質問をお受けします。。
⑤総括 16:35~16:45
※セミナー終了後に懇親会を予定しています。(参加費別途)

★講師紹介★
和田芳治(わだよしはる)
人間幸学研究所所長(前・広島県総領町教育長)。広島県北レクリエーション協会顧問など、レクリエーションの世界で幅広く活躍中。過疎を逆手にとる会として30 年、現在は「逆手塾」の代表として、まちづくりに関する全国各地での講演多数。
全国レクリエーション大会で行っている研究フォーラムの分科会では「人間交流術入門」を開催し、200 名近い参加者が楽しみ感動するプログラムを展開している。

★参加申込み先★(申込み期限 8月27日(金)
NPO 法人ひろしま創発塾 分権セミナー担当 篠原裕次郎(東広島市職員)
携帯:090-3744-0501 メールアドレス:shinoyu@live.jp

★NPOひろしま創発塾とは★
「私 たちの地域は○○な地域です」と地域住民の想いをカタチにすることのできる持続的な地域社会,まちづくりに寄与することを目的としています。地域住民が自 立的・主体的に考え、行政と協働し、自分たちの地域を自分たちの手で創り、発信できるよう、県内の若手議員・行政・民間など多様なメンバーで事業を実施し ています。
代表理事:東克哉(あずまかつや) 連絡先:090-7753-7690(東 携帯)

**** 引用終了 ****

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お盆明け 2010

晴れ

 お盆休みも終わって、民間企業では今日から本格的に仕事が始まるのではないでしょうか。お盆を行楽・帰省で楽しんだ方々も疲れがまだ残っているかもしれません。残暑はまだまだ厳しいということで体調管理には十分気をつけなければ。

 今週の議会の予定としては、8月20日に臨時議会、全員協議会があります。臨時議会では7月14日の大雨災害による復旧工事の補正予算案、10月1日からの西能美航路一元化の社会実験に係わる市営船の運賃改正条例案など。

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2010年8月12日 (木)

お盆前 2010

くもりのち晴れ

 昨夜の台風4号の影響はどうだっただろう。市としては危機管理課が警戒態勢に入っていました。夕方から風がひどくなりましたが被害が発生していないことを祈ります。

 明日からお盆休みの方々が多いのではないだろうか。最近は帰省も分散型になっており、すでに江田島市の実家に帰っている人もいるだろう。またこれから帰省する人もいるだろう。今日の宇品・呉から江田島市の各航路は実家に帰る方々でにぎわうのではないだろうか。

 一昔前はお盆や正月には宇品から能美町へのフェリーに乗れない車もありました。今年はクレアラインの無料化社会実験もあり陸路での帰省が割合を増やすのかもしれません。GW・正月・お盆とかきいれ時のフェリー乗船率が気になります。

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2010年8月11日 (水)

広島日本香港協会の設立

くもり

 昨日は広島日本香港協会の設立総会に出席させていただきました。香港貿易発展局の日本首席代表 古田茂美氏の記念講演を拝聴。

 中国のビジネスの中心はもう上海に移っていたと思っていましたが、まだまだ華僑ネットーワークなど香港が中心であるということを改めて認識させられました。

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2010年8月 9日 (月)

H22第2回公共交通協議会の補足

晴れのち曇り(一時雨)

 台風4号がさりげなく北上。その影響でしょうか、午後から曇りはじめて、その後にわか雨も降ったのではないでしょうか。

 先日の江田島市公共交通協議会についての8月7日の記事の補足記事です。報告事項として平成22年度事業計画の進捗状況が説明されました。(事業7項目のうち5番目)

5.インターネット等による情報提供の充実 →予算252万円

・パソコンや携帯電話で、時刻表の検索や経路・運賃検索を、船とバスとの乗継を含めた形で出来るようなシステムを構築。また、欠航等情報のメール配信なども行う。
・市ホームページとの連携により、使い勝手の良さや保守等の費用面での優位さなどから、市ホームページの業務委託を行っている㈱呉電子計算センターに業務委託を行う。

 私の方からは事務局に対して、欠航等情報のメール配信は不特定多数に対しての情報発信としては無理があるので、ツイッター等を利用してはどうかと提言しました。(気仙沼市危機管理課の例を挙げながら、自治体のツイッター利用も検討すべきと伝える。)

 事務局からは、ツイッターの有用性を鑑みながら検討する、という回答をいただいた。

追伸)
 協議会委員となり2回目の出席。協議事項の資料は事前にいただくことはできず、当日配布。いきなり決断、というのは無理があると感じます。この点を事務局は改善すべきではないかと思います。

 委員として市民代表の自治会連合会・老人クラブ連合会・社会福祉協議会・女性会連合会などの代表者が出席しているにも関わらず、協議会で決定事項の西能美航路フェリー一元化における江田島市交通船の運賃関係で、いまだ議会・委員会で問題となっているのは市民代表者が団体内でのコンセンサス(合意)をまとめる時間がないのではないだろうか。

 前回の第1回協議会(5月27日開催)では、次の協議会は6月に議会定例会があるので7月には開催します、といっていたのに8月5日開催となりました。次回協議会は9月に議会定例会があるので10月開催との説明だがどうなるだろう。

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2010年8月 7日 (土)

H22第2回公共交通協議会

 8月5日に開催された第2回公共交通問題協議会について私の記憶の範囲内でまとめてみました。少し時間が経てば江田島市HPに議事録・配布資料等が掲載されます。

【協議】
 交通空白不便地域モデル地区における運航計画(案)→質疑のあと承認される。

 ※市HP広報えたじま8月号(P15)誌でデマンドタクシーの愛称を募集しています。(市内小学校にも依頼してます。)

○事業概要(H22年度)
  H22年10月1日からH23年3月31日まで、江田島町(大須・幸ノ浦・エセギ地区)及び沖美町(全域)において10乗りジャンボタクシーでデマンド形式(予約乗合)の試験運行を行う。事業予算840万円

 営業区域: 江田島地区-大須・幸ノ浦・エセギ~切串中心部
         沖美地区(北回り)-美能・高祖・三吉~三高港・中町港
         沖美地区(南回り)-是長・畑・岡大王~中町港・三高港

 運行日数: 3地区それぞれ週2日
 運行便数: 一日4便(4往復)
 運行形態: デマンド形式(予約乗合方式)
 予約方法: 前日17時までに各事業者へ、電話・ファックスの事前予約
 料金   : 大人1乗車300円、小学生以下1乗車150円の均一運賃
 利用目標: のべ16人/1日

○契約相手方
 地域の実情を把握している地元タクシー事業者に運行を依頼することで、利用者の利便性向上を図る。広島県タクシー協会江能支部と協議し、次の事業者と随意契約をする。
 江田島地区: ㈱江田島タクシー
 沖美地区(北回り): 三高タクシー
 沖美地区(南回り): ㈲能美タクシー

【委員からの質疑に対するもの】
・基本的には公共施設・病院・商店などが停車ポイント。自宅までの迎えはなく、最寄りの停車ポイント。週2日サービスは事前のアンケート等によるもの。
・事前予約でなく当日はどうか。→予約ルールとしては事前予約。中には当日予約・キャンセルもあるだろう。登録制度も検討。
・地域住民の説明はどうか。→自治会長と相談。他団体(女性会・老人クラブ)にもお願いする。
・利用者はほぼ決まった人になるだろう。運転手も固定したほうがコミュニケーションがうまく図れるのでは?→(一事業者からのコメント)2~3名程度で固定したい。
・運輸局からは手続き(停車ポイント、定期運行の路線などの乗合許可)日程についてどうか。→運輸局窓口と事前に協議しながら10月1日スタートを目指す。
・予約がなければどうか。→往路・復路で予約がなければ運休する。
・10乗りジャンボタクシーのリース形態は?→事業者(タクシー会社)とリース会社が3年間の契約を締結し、リース料金を協議会が支給。

【今後の展開】
・試験運行中の利用状況や利用者の意見などにより必要に応じた見直しを行い、本格運行への移行を判断する。
・他地域においても移動手段の確保にかかる検討を行う。

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2010年8月 6日 (金)

H22年第8回全員協議会

晴れ

 今日はヒロシマにとって特別な日。あれから65年も経ちました。テレビでのコメントで被爆した人たちもすべて高齢者(65歳以上)となりました、とありました。胎内被爆された方はどうなんだろう、と疑問が浮かんでしまいました。

 9:00から議会全員協議会が開かれました。議題や内容については以下の通りです。

(1)7月豪雨災害について

 7月14日に発生した梅雨前線豪雨災害について市がとりまとめた被害等の説明がありました。昨年7月24日の水害よりも床上・床下浸水の件数は少なかったものの場所的には広範囲であった。(今年/昨年: 床上5/18、床下51/82)

100714 被害件数及び金額(復旧工事費で工事に伴う設計費等は含まない。)は左の写真の通りです。市単独の費用負担分でも1億8,150万円。

 財政厳しい江田島市にとってボディブローのように効いてきます。8月20日に臨時議会が開催され、今回の災害復旧に関する補正予算案も上程される予定です。

(2)江田島市交通船事業について

 今年3月に江田島市公共交通協議会が策定した江田島市地域公共交通総合連携計画に基づいて10月1日から半年間をかけてフェリーの西能美航路一元化の社会実験(実証運航)を行います。(詳細については議会だよりの”特集 どうなる交通問題”(PDFファイル)をご参照。)

 今日は交通協議会事務局案の運賃改定条例案およびダイヤの説明。運賃については江田島市旅客定期航路事業運送条例で制定されており、運賃変更には議会の議決が必要となります。運賃に関する改定案は以下の通りです。

・高速艇運賃(中町・高田~宇品) 大人 1,030円 → 930円
・回数券             11枚綴り   → 12枚綴り
・高速艇定期運賃(1箇月) 通学  16,740円   → 変更なし※
              通勤  30,900円   → 27,900円
 ※通学については前回の値上げのときに据え置きとしたため、今回は変更なし。

 これまでの全員協議会や交通問題調査特別委員会等で再三、西能美航路一元化(運賃案も含め)について協議・説明・議論等がなされているのですが、江田島市営のフェリーは廃止ありきではないのか、経営努力が足りない、実質的運賃値上げ(フェリー→高速艇)では、といった意見もいまだにでてくる。(議論が平行線をたどる。)

 この条例改正案については8月20日の臨時議会で上程される予定ですが本会議でいろいろと質疑が繰り返されるだろう。修正案が出てくるかもしれないし、賛否がどのように分かれるか今時点では予測がつきません。

 最後に行政サイドからでてきた言葉が印象的である。競合する2航路の統合はそれぞれの事業体の収支改善になる。(社会実験後に、仮に、市営フェリーが撤退するとなれば実質的には民間救済と同じである。)

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2010年8月 5日 (木)

議員活動(H22.8.5)

晴れ

 今日も暑い一日でした。13:00より大柿町自治会連合大古自治会の市長への要望活動に同行しました。(7月14日豪雨洪水災害に関する大原漁港潮回し河川洪水災害防止について)

 そのあと江田島市ひろしまの森づくり事業協議会に出席。県民のみなさんはご存じだろうか。

 平成19年(2007)4月よりひろしまの森づくり県民税が創設され個人では年額500円を納税しています。(県HPはここをクリック。)江田島市における今年度の事業概要についての説明を受けました。秋口には市内4町の事業個所を視察する予定です。

 14:30から第2回江田島市公共交通協議会に出席しました。今回の主な議題は10月1日から実証運行するデマンドタクシー(予約乗合)についての事業説明。バス路線から離れていたり、便数が少ないなど公共交通を利用できない集落(=交通空白不便地域)において実験をします。

 今年度の運行地区は江田島地区(北部)、沖美地区の2地区となっています。協議会の詳細については別途記載したいと思います。

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自治体職員有志の会シンポジウムin広島 (その3)

 自治体職員有志の会シンポジウムin広島 (その2)に続く記事です。事例発表の後に休憩を挟んで、【第3部】として「やればできる地域主権改革!私たちは何をすべきか」~地域のアイデンティティを創造する地域公共人材として、私たちが果たす役割~という題目でパネルディスカッションがありました。
 コーディネーター: 自治体有志の会代表 山路栄一さん (三重県職員)
 パネラー    : 古川 康 佐賀県知事
            山下 真 生駒市長(奈良県)
             元吉 由紀子さん (㈱スコラ・コンサルタント
            金田 博恵さん (札幌市職員)

 大変有意義なディスカッション(意見発表に近い)でしたが、参考になったこととして、山下生駒市長の分権時代に求められる公務員の能力については以下の通り。

①企画・立案力
②法解釈能力
③行政と市民、事業者、非営利団体等をつないだり、庁内の他部門と連携・調整したりするコーディネート能力
④コスト感覚  

 元吉さんは1999年から三重県や横浜市などの地方自治体、教育・学校機関における組織風土改革の支援、研修、講演をしているという。一度、ご著書の「どうすれば役所は変われるのか」を読んでみたい。

 札幌市職員の金田さん。職員すべてが、他部署も含めて、主語を「We」で語れるようになれば、それが、顧客中心主義経営に大きく近づくことができるのではないだろうかと考えておられます。

 今回、シンポジウムに参加して改めて認識したこと。たくさんの若手自治体職員さんたちがそれぞれの自治体で自分たちのマチを良くしていこう、役所を良くしていこう、そのためにはどうあるべきか考えている。こういった繋がり(ネットワーク)が増えていくことを願っています。

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2010年8月 4日 (水)

自治体職員有志の会シンポジウムin広島 (その2)

 自治体職員有志の会シンポジウムin広島(その1)に続く記事です。古川佐賀県知事の基調講演のあと【第2部】事例報告がありました。

全国自治体優良事例【マイベストワーク】
~いま、拠って立つべき”プロ職員の精神”~
 東広島市職員 篠原裕次郎さん

Dscf4006 ”プロ職員”として相応しい全国の自治体における事例の発表がありました。時間の都合上、佐賀県の”庁内分権”および福山市の”福山きらりプロジェクト”の2例の紹介でしたが、プロ職員の行動として以下の通りまとめておられました。

①自分の仕事の目標・成果を知ろう!課題の対策案をストックしよう!⇒対策を論じることのできる相手を増やす
②すべての仕事において、部局横断の可能性を考えておこう!⇒横の繋がり(職場内の知り合い)を増やす
③現場に行って、現場で話し、現場でとことん考えよう!⇒地域の人との繋がり(知り合い)を増やす
④褒めて伸ばす!お互いに褒め合おう!⇒内外に、褒めあえる仲間を増やす

 つまりは、ネットワークを構築することこそ大切。そして伝説の自治体職員になろう、ということでした。

地域に飛び出せ!地方公務員による地域公共人材の実践
~NPO法人「ひろしま創発塾」を事例として~
 広島県職員 平野誠治さん

Dscf4008Dscf4009 私も参加しているひろしま創発塾の事例を発表されました。全国でも珍しい政・官・民の融合したNPO法人であり、事業としては議会の仕組みを知ってもらうための”模擬議会”、自治体職員のための”政策セミナー”などを通して幅広い人材育成を試みる。

(追伸)
ひろしま創発塾については月間ガバナンスが取材をした模様です。

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2010年8月 3日 (火)

自治体職員有志の会シンポジウムin広島 (その1)

 7月31日(土)に開催された自治体職員有志の会第7回シンポウジウムin広島に参加させていただきました。(基本的に自治体職員の方がメインとなりますが、自治体関係者だけでなく、広く市民の方、新しい公共を担う総ての方々の参加を募っていたので申込をしました。)

 いろいろと勉強になったのですが纏めるのに手間取っています。私の主観的な切り口(理解)もあり、取り留めのない文章となるかもしれませんが、少しづつ書いてみよう。

Dscf4002 Dscf4004  ウェルカム講演ということで湯崎英彦広島県知事のスピーチがありました。印象に残ったこととして、3つの視座についての話がありました。

県民起点: Customer first。県民(企業、NPO、将来の県民も含む。)視点に立つこと。
2.現場主義: 財政当局(江田島市では財政課)は現場を無視しがちである。現場にこそエース級を。農政についての問題は農地・農家で起こっている。
3.成果主義: 目標を設定して達成する。予算主義から成果主義への転換が必要。いくらの予算をとったではなく、何をどのくらいのコストで達成するか、が注目されるべき。

 私の感想ですが、湯崎知事は大変フランクに分かりやすい説明をされる。通産省(現:経済産業省)出身ですが、一度、民間企業の経営者をされたという経歴のためか役所に対する改革意識が非常に高いと感じました。ぜひこれからの広島県を大いに盛りたててほしい。

Dscf4005  続いて古川康佐賀県知事の基調講演がありました。地域主権に関するエピソードを織り交ぜてこれからの自治体がどうあるべきかというテーマを教えていただきました。例えば、次のエピソード。

 あなたは河川管理を担当している部署にいる。ある日、あなたの机の電話が鳴った。「市内の○○川の川沿いに暴力団が事務所を構えている。その敷地は法律上河川敷になっていて、県が貸しているのではないか。問題ではないか。」 事実関係はそのようだ。占有許可という形で許可をしている。ところが河川法には、暴力団だからという理由で占有許可を取り消せるとは書いていない。あなたならどうする?

 というような例を出しながら出席された自治体職員に問いかけておられました。古川知事が言わんとすることは、法律上正しく手続きをしていても住民の理解が必要で、社会の要請に応えるのが真のコンプライアンスである、ということです。

 住民に対して責任を果たすのが行政の役割である。あと一つ、面白いことを言われてました。知事自身も自治省(現:総務省)出身ですが、公務員は失敗しても首にならない・給料減らないのになんで失敗が怖いのか、とも。勿論、法律・条例違反はよくありませんが積極的に行動すべきです。最終的な責任は首長が取るものだと思います。

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2010年8月 2日 (月)

合同委員会(交通問題調査特委+産業建設常任委)

晴れ

 暑い週明け月曜日でした。13:30から交通問題調査特別委員会と産業建設常任委員会(市交通船事業管掌)の合同委員会が開かれました。議題としては西能美航路・秋月~呉航路の実証運航(計画)について。

(1)秋月~呉中高航路における社会実験運航の実施について

 7月1日から10月30日の期間で行う社会実験ですが、スタートしてまだ1ヶ月。現状の報告等を総務部企画振興課にしていただきました。

  運航実績(速報値)-7月1日(木)~31日(土)

  実績(速報値) 試算 試算との比較
平日 21日間 219.4人/日 265人/日  ▲45.6人/日
(7/ 1~7/21) 236.4人/日 ▲28.6人/日
(7/22~7/31) 185.3人/日 ▲79.7人/日
土曜日 5日間 93.4人/日   91人/日 +2.4人/日

  *7/22からは中高生は夏休み。     
  *試算人数は過去の実績(対象となる便数)をもとに予測した数字。

 7月10日(土)・16日(金)に船内アンケートを実施し、344人の利用者数のうち回答数は199人(回答率57.8%)で現在集計中とのこと。
 尚、8月上旬~中旬にかけて秋月地区住民(15歳以上約300名-無作為抽出)に対して調査票を配布して回収するアンケートを実施する予定です。  

 今後の予定としては、期間中(7月1日~10月30日)の利用状況やアンケート調査の結果などをもとに、9月下旬までに議会全員協議会等に意見を伺うということです。

 実証運航(社会実験)を決定する以前に小用~呉航路にシフトした利用者もいるかもしれなので運航会社および江田島バス等に7月以降の利用者増について確認取ってみてはどうかと意見しました。

(2)西能美航路について

 企業局交通課よりクレアライン無料化実験(6月28日よりスタート)によるフェリー便の影響について1ヶ月間の状況について報告がありました。

フェリー H21年6/28~7/27 H22年6/28~7/27 前年同月比
11,981.0人 10,659.5人 88.97%
1,768台  1,414台 79.97%

 但し、前月(平成22年5月28日~6月27日)比は人98.88%(前月10,779.5人)、車90.69%(前月1,559台)となっている。前年同月比と前月比で10%の開きがあります。

 おそらく今年に入っての自然減とクレアライン無料化の影響が車両の前年同月比約20%減という数値になっているのではないだろうか。他航路の数字として三高港10%ダウン、切串港10~20%ダウンということですが、まだ1ヶ月であるため現段階では少なからずの影響あり、という見解にとどめている。しかし来年3月までの無料化による影響がどう出てくるか不安なところです。

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2010年8月 1日 (日)

8月スタート 2010

晴れ

 いよいよ8月スタートです。昨日、自治体職員有志の会第7回シンポジウムin広島に参加しました。詳細については別掲します。

 夕方いやなニュース。呉市営バスがサイクリングしている男性と接触事故を起こしたという。

 昨年4月に小学生が犠牲となった事故、先日報道された土地入札に関する不正事件。呉市営バスはどうなっているのだろう、と感じる呉市民や近隣市町の住民ではないだろうか。徹底的に調査し改善しなければならないことがまだ残っているのだろうか。

 最近、江田島市にもサイクリングする人たちがたくさん来ています。バスに限らず車を運転する人は細心の注意を払わなければならない。

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