H22-26 江田島市財政計画(その1)
晴れ
先日(8月20日)の議会第9回全員協議会(概略のブログ記事→ここ)において極めて重要な資料が行政(江田島市)より提示されました。議員一人ひとりが認識していることと思いますが、はたして市民の皆様に伝えきれるかどうか。(私自身も含めて)
江田島市は安芸郡江田島町と佐伯郡能美町、沖美町、大柿町が対等合併(これが通説です。)により平成16年11月1日に発足した。(まだまだ市民の想いは一元化していないのではないだろうか。一元化しないようであれば沈没するしかない。)
合併してより6年が過ぎようとしています。曽根市長、田中市長と続く江田島市です。持続可能な江田島市であるためにどうすればいいか。
左の写真は江田島市の普通会計(表中には一般会計としてますが、普通会計。)の収支見通しを表しています。平成22年度、今現在でいくところの予測とそれをヤバイと思ってこれから直せばなんとかなる、という表です。
はたして、どうなるか。江田島市としては何とかするために以下のように考えていますが、私見としてはアウトの状態と考えています。持続可能な江田島市となるためには、大きな外科手術が必要です。はたして体力(職員と住民の受忍限度)が持つかどうかに懸かっています。
歳入確保対策(➡収入の確保)
①市税等収納率の向上
➡市税・国民健康保険・介護保険・保育料などの収納率UP
②受益者負担の適正化
➡使用料・手数料のUP
➡下水道使用料UPや公民館などの使用料減免制度の見直し
③市有財産の有効活用
➡売却できるのか疑問であり、賃貸すらどうだろう。。。
歳出削減対策
①組織のスリム化
➡人件費の抑制といっても自然減でしか対応していない。もう一歩踏み込むべき。
②選択と集中による事務・事業の重点化
➡対応する職員能力の向上が必要。
③公営企業の経営健全化
➡ボーナスなど条例違反ともとれる公営企業(交通船事業)ではどうだろう。
まずは市職員の意識改革が必要。日々の仕事(勤務時間)で満足しているだけの職員では島は良くなりません。3割自治という言葉があります。江田島市の運営をするための費用のうち、3割は市税で賄っていますが、残り7割は国の仕送り金(交付税・補助金)です。(➡市職員給与総額は市税よりも多い。)
つまり、職員自身が自分の給料の30%しか江田島市民が負担していない、と考えてしまうとこのマチは廃れる一方です。いま公務員の在り方が議論されています。会社(市役所)や職場のあるマチ(江田島市)を愛する気持ちをもっと強くもって欲しい。
補足資料として、
■江田島市の基金についての見込み
■江田島市の市債(地方債)の見込み
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