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2010年3月

2010年3月29日 (月)

福祉事業の進展

晴れ

 

肌寒い一日でした。江田島市が募集していた福祉に係る地域密着型サービス事業者が決定しました。(市のHP記事)特筆すべきは小規模多機能型居住介護でしょう。介護が必要となった高齢者(主に認知症高齢者)が、今までの人間関係や生活環境をできるだけ維持できるよう、通い」を中心に「訪問」「泊まり」の3つのサービス形態が一体となり、24時間切れ間なくサービスを提供できるのがその大きな特徴です。

 

一時期、市内のNPO法人が廃園となる保育園をベースとした小規模多機能型居住介護施設を検討されていましたが諸般の事情で成就することはできませんでした。これからますます高齢化が進む中、江田島市にも必要となる施設の一つです。今回は福山市のNPO法人地域の絆が事業者として決定しました。今後の動向に注目したいと思います。

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2010年3月27日 (土)

ヒロシマ五輪のゆくえ

晴れ

 

昨日の広島市議会は本会議で2010年度当初予算から2020年(平成32)夏季オリンピックの基本計画策定業務委託費などの招致検討費2569万円を削除する修正案を可決しました。

 

これに対して秋葉市長は地方自治法に基づく再議権(拒否権)を行使して31日に臨時市議会を招集する予定です。修正案に対する再議(議決のやり直し)での可決はハードルが高くなり、出席議員の3分の2以上の賛成が必要です。

 

修正案が否決されて廃案となれば、当初予算の原案を再審議することになりますが、過半数の賛成が得られず原案が否決されるか、31日中に審議が終わらなければ、予算なしで新年度を迎えます。

 

個人的にはヒロシマでの五輪開催は意義があると思いますが、現実的には費用をどう捻出するかという大きな課題が残ります。

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2010年3月26日 (金)

交通協議会 新年度事業にむけて

晴れ

 

今日の中国新聞朝刊。詳しい資料などは後日、江田島市のHPで公開されることになると思います。江田島市公共交通協議会(法定協議会)が新年度事業費として4000万円(半額は国の補助金見込み)を計上しました。

 

10月から半年という期間で広島市との定期航路について①フェリー便を三高港に集約、②高速船(中町・高田港-広島港)を2便から3便へ増便という実証実験を行います。

 

また、交通空白地域といわれている地域の内、初年度は江田島町北部と沖美町に限定して乗合型タクシー運行を実施。(車両購入など1500万円)

 

西能美航路のフェリー便統合は能美地区を中心とした中町・高田港フェリー利用者にとっては最大の関心事で、市(法定協議会の事務局(=市役所職員)?)としては329日に住民説明会を農村環境改善センターで開催する予定。

 

フェリー便廃止(大人片道620円)により高速船(大人片道1030円)のみとなることで利用者の負担増を少しでも緩和するため市としては高速船運賃を930円に値下げして理解を求める方針。

 

江田島市内と広島を別ルート(小用港-広島港 大人片道1030円)で高速船を運航する民間会社サービスを利用する市民の反応も気になるところ。

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2010年3月23日 (火)

普天間はどうなる

 政権交替でクローズアップされていることの最大のポイントとなる普天間基地移設問題。鳩山内閣は5月までに移転先を決めるということで今がそのヤマ場となっている。

 県外・海外移設という案もとり立たされていたが、実際のところ、どうなるのだろう。日米安保という高度に政治的な二国間の問題において、住民の意思が果たしてどこまで尊重されうるか。今月末にも政府案が策定される予定。

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2010年3月22日 (月)

日常にある風景

晴れ

  三連休で一番穏やかな日になったのではないだろうか。先日、海上自衛隊幹部候補生学校の卒業式があり、その後、卒業生は海外へ練習航海に向かいました。

 江田島は1888年(明治21)に海軍兵学校が東京築地から移転してきてより、帝国海軍および戦後の海上自衛隊とともに歩んできました。また、対岸の呉市がかつて海軍基地であったり、いまも海上自衛隊の重要拠点ということで制服姿の自衛官が歩く姿は日常の風景となっています。海上自衛隊に縁のない地域から来られる方からすると、とっても不思議な光景のようです。

 人は知らず知らずのうちに生活している環境が当たり前となり、その枠から離れて物事を考えることを忘れてしまいがちになります。内から見る視点にこだわらず、外から見る姿勢にも心がけていきたい。

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2010年3月21日 (日)

春分の黄砂現象

晴れ

20100321kure_420100321kure2_4  春何番だろう、昨夜から暴風(一部雨)で大荒れの日本列島。一夜明けると黄砂で霞みがかっている景色。

 強風のため、午前中には黄砂の霞みも消えてしまいました。今日から春の選抜高校野球が始まり、また、県・市の職員や教職員の方々の人事異動が新聞紙面を飾る日々です。来年度に向けて刻々と時が進んでいます。

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2010年3月20日 (土)

地下鉄サリン事件から

15年たったのですね。当時は私も東京でサラリーマンをしており、通勤では常磐線に乗り入れている地下鉄千代田線を利用していました。

 

事件当日もいつものように会社の最寄駅である二重橋前で下車。事件に遭遇した電車ではなかったのですが、会社についてから事件を聞く。(2つ先の霞ヶ関で2人亡くなられる。)

 

今もなおこの事件で心を痛めておられる被害者・遺族の方々がいる。二度とあってはならない事件です。亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。

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荒れ模様

晴れのちくもり夕方から雨

 気持ちのいい春の天気だったのは午前中。徐々にくもり初めて夕方からは雨が降り始めました。いよいよ明日から選抜高校野球が始まりますが、西日本は今夜から明日未明にかけて荒れ模様だそうです。

 荒れ模様といえば、鹿児島県阿久根市も公共事業入札問題などで荒れているようです。ブログ市長と議会の対立でいろいろマスコミに騒がれていますが、市民はどう見ているのだろうか。

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2010年3月19日 (金)

議員報酬に成果主義

晴れ

 議員の働きぶりに応じて議員報酬を増減する条例が熊本県五木村議会で可決されました。年度末に成果に応じたボーナスをだすというもの。月々の議員報酬を4月からは80%支給し、残り20%をボーナスの原資にする。

 成果に応じて支給するが、もらえる議員ともらえない議員がでてくる。議員活動を査定するのは村民5人以内でつくる評価委員会で、本会議や委員会での質疑や政策提言の内容、議会改革への取り組み、地域活動などで評価し、結果への異議申し立ては認めないという。

 人を評価するというのは案外難しい。2010年度から始めるそうですが、何年後かにどのように検証されるか興味のあるところです。

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2010年3月17日 (水)

高校無償化など

晴れ

 

 子ども手当法案とともに高校無償化法案も316日の衆議院本会議で可決されました。公立高で授業料を徴収せず、私立校は世帯の所得に応じて修学支援金(年118800円~237600円)を支給するというもの。

 

 賛否はいろいろあるが、一定の学力に達してなければ卒業させない仕組みも必要だろう。とある番組で議論されたことですが、高校だけでなく、小中学校もある程度の学力に満たない児童・生徒は留年させるべきかもしれない。分からないまま上の学年にいってもどんどん勉強嫌いになるだけだろう。日本の子どもたちの学力低下が叫ばれている中、こういった改革も必要だ。

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2010年3月15日 (月)

ある時代

 

 週明けの月曜日は雨模様。母方の祖母の義弟の葬儀がありました。遠く離れているので参列はできませんでしたが、一つの時代が終わったような気がしました。

 

 彼はいわゆる戦後シベリアで抑留された元日本兵のひとり。10年ほど前お会いした時、広島第五師団についていろいろ調べたと聞いたのを思い出します。しかし、シベリア抑留生活を伺うことはできなかった。あの時代の生き証人がまたひとりいなくなった。

 

 先日、ドラマ『不毛地帯』が最終回でした。主人公の壱岐正は伊藤忠商事の元会長、瀬島隆三氏(200794日死去)といわれています。あの戦争とシベリア抑留ははたして日本にとってどういったものだったのか、自分なりに考えてみたい。

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2010年3月13日 (土)

希望のひかり

くもり時々晴れ

 春を感じさせる一日でした。県職員の友人と語らう。湯崎県知事の瀬戸内『海の道一兆円構想』は夢のある話です。江田島市としても一翼を担う事業ができれば、と思っています。

 以下は 平成21年広島県議会12月定例会 知事説明要旨 からの抜粋

 さらに,山間部や島嶼部の新たな産業として,観光振興を積極的に推進してまいります。

 「瀬戸内 海の道一兆円構想」はその一つでございますが,瀬戸内の島・海などの自然,歴史,食べ物など,瀬戸内にたくさん詰まった魅力を,相互に連携させながらアジアをはじめとする新しいお客様に楽しんでいただこうというものです。

 そのために必要な要素,例えば「海の道」のモデルルートの開発,重要拠点での宿泊,飲食施設等の観光インフラ整備,歴史・文化遺産の再発掘などを洗い出し,主として民間活力を活用しながらその充実を図るための検討にまず着手いたします。

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2010年3月12日 (金)

子ども手当 もっと議論を

晴れ

 

 子ども手当法案が衆院厚生労働委員会で与党(民主党・社民党・国民新党)と公明党、共産党の賛成多数で可決されました。来週16日に衆議院本会議で可決され、参議院に送られる見通しです。

 

 初年度の平成222010)年度は中学生までの子ども一人当たり月額13000円の支給となりますが、次年度の支給が倍額の26000円となると約5.4兆円もの予算が必要となります。国と地方を合わせて1000兆円もの借金を抱える日本。どう考えても増税をしなければ成り立たなくなるのではないだろうか。

 今回の法案には、①日本在住の外国人が母国に残した子供にも支給、②日本人の子供でも両親が海外在住の場合は不支給、といった問題点もあります。また所得制限がなく、養子や婚外子も対象となっており、この法律が悪用される可能性がある。早く法案成立させたいということだけで、問題点を先送りしてしまうという立法府(国会)では困ります。

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2010年3月11日 (木)

平成の大合併

晴れ

 久々にまぶしいくらいの太陽が朝からでていました。総務省がまとめた『平成の大合併』の報告書では、市町村がほぼ半減し、人件費や施設統廃合などで費用を削減させることで財政面では一定の効果がでたが、一方で住民サービスの低下した地域もあったということです。

江田島市においても4人の町長が1人の市長、助役(今は副市長)も1人、議員も53人→26人→20人となり、職員数もこの5年間で70人減を目標としてきました。一方で、旧町役場を支所とした地域では市役所本庁が遠くなり、また、出張所・連絡所の一部廃止・開所時間短縮によって不便となった住民もいる。この5年間は4つの旧町時代の制度統一をひとつの切り口として行財政改革をしてきましたが、これから5年間はいかに持続可能なマチとしてやっていけるか、を模索することになります。

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2010年3月10日 (水)

友、逝く

雨のちくもり

 

 昨日と今日は寒の戻り。広島県内も3月の雪が降り、呉・江田島地方も山々が白く雪化粧していました。

 

 お昼過ぎに友の訃報を聞く。平成171月13日に出会ったその友とは地方自治(議会を含む)について、この5年の間、いろいろと語り合ったり活動してきました。最後に会って話したのは121日。まだ信じられないが、彼の冥福を祈ろう。

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2010年3月 6日 (土)

twitter つぶやいてみる

雨のちくもり

 

 週末の天気はぐずつき模様です。119日にツイッターの記事を書きました。実は前日にツイッターの登録をしていました。(ここをクリック)

 

 つぶやくだけといっても、なかなかそう簡単には。今回、ブログに添付する方法がわかったので添付してみました。とりあえず、つぶやいてみようと思います。どんな展開になるのか楽しみです。

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2010年3月 5日 (金)

第2次行財政改革にむけて

くもり

 

 平成2226年度の5年間を期間として2次江田島市行財政改革大綱がこれから策定されます。合併してからの5年間の第1次大綱(平成1721年度)にもとづく行財政改革も財政的効果額で123200万円。

 

 旧町から継続されていた制度の見直し、各種補助金の見直し、学校や各種施設の統廃合、業務委託(官から民へ)、人件費の削減などを行った成果。市民のみなさんの“痛み”をお願いしたものもありました。

 

 平成215月の財政見通しではこれからさらに財政は厳しいという予測がでています。普通交付税の合併算定替による特例措置の期間終了によって徐々に減ってくるため、市の収入が減ってしまう(合併算定替の記事➡ここ。)。

 

 行政・市民・議会が一体となってこの苦難を乗り切らなければなりません。

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2010年3月 4日 (木)

3月になりました 2010

 

 県の10年度予算が審議されています。2つの年度の予算を比較してみると公共工事費に割り当てられた金額は約61%減となっています。これでは建設業界が非常に厳しいことが一目瞭然。

 

一般会計歳出   総額      公共事業費等

1992年度(H4) 94467500万円  2792億円

2010年度(H22) 93632000万円  1090億円

 

 広島県は2007年度より建設業者の新規分野への参入に対して応援しておりましたが、2010年度より過疎地域の建設業者が異業種に参入する場合の支援策をさらに拡充する。

 

 特に過疎地域では建設業界は雇用の場として大きく貢献してきたが、昨今の公共事業削減や不景気による民需の減少によって大変厳しい。江田島市においても近年は下水道工事や小中学校の新築工事などを除く公共事業はほとんどない。

 

 なんとか島の雇用維持をするために新しいビジネスを考えていかなければ。そのひとつのきっかけとしてオリーブ事業を新年度からとりかかる。

 

 市議会も新年度予算の審議に入ります。予算書をにらみながら、税金の使い道について確認したいことをまとめています。今年は海上交通などの公共交通体系の実証運航(行)という江田島市にとってターニングポイントとなる一年となります。

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