西能美航路のあれこれ
雨
今日からいよいよ2月がスタートしました。あいにくの雨模様です。
いま西能美フェリー航路の統合問題でいろいろ話題となっています。高速船の運賃ですが、いま大人片道1030円で高くなったという感覚をもっていますが、平成9年(1997)7月までは1050円でした。
その8月に旧:能美町交通局(現:江田島市企業局)が740円へと大幅な値下げをします。それに引きつられるように民間会社(小用港-広島港)も値下げをしました。この時には公営船の値下げによって民間航路を利用していた人たちも恩恵にあずかった、ということになります。
その後、この運賃では赤字になるということで870円(平成14年4月)、930円(平成18年6月)、1030円と値上げをしました。(もちろん民間会社も同じように値上げ。)
統合案によるフェリー寄港廃止にともなって高速船のみとなる中町・高田港-広島港は実質運賃値上げとなる、という見方があります。高速船料金の値下げを主張する意見もあるが、上記のような民間航路との関係もあるわけで、民業圧迫となりかねない。
また、値下げによって赤字補てんを税金(一般会計からの繰り出し)で、ということになれば利用していない市民への説明ができません。
三高港へのフェリー集約をするのであれば、中町・高田港と三高港のバス便(シャトル便)をフェリーダイヤに合わせた運行(有料)をセットに考えなければならないと思う。もちろん、中町・高田港⇔広島港の通し運賃(切符は一枚)を設定する。(以前のブログに書きました。)
この値段がいまの中町・高田港-広島港のフェリー運賃(大人片道620円)に近ければ市民の理解も得られるだろう。現行の三高航路は中町・高田航路より距離的に短いので燃料費は少なくて済むし、集約によるコスト削減(切符販売・回収の一元化や切符の共通化など)が可能であれば、運賃を少しでも安く設定できるかもしれません。(切串港-広島港の450円とまではいかないにしても。)
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