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2010年2月

2010年2月25日 (木)

議員定数について 2010

くもり

 

 県内の自治体で議員定数について議論されています。お隣の呉市では38人から4減の34人という案がでています。また福山市でも議員定数について本格議論が始まっています。

 

 平成1611月に4町が対等合併してできた江田島市も53人(1年間の在任特例)→26人(旧町単位で選挙区を設ける)→20人(全域で選挙)という変遷をたどっています。昨年改選した新議会で定数がどの程度であれば妥当であるか、これから議論していかなければなりません。

 

県内の人口類似団体は安芸高田市(20人)、竹原市(16人)、大竹市(16人)となっています。世論は議員数削減によって人件費をカットするというのが主流となっていますが、一方で、定数減によって住民の意見が届きにくくなる、という意見もある。

 

これまでの江田島市議会の定数に関する考え方は、『急激な議員定数減は民意が届きにくくなる(人口が少ない地域の代表がいなくなる可能性がある)のでさけるが、類似団体の議員報酬総額を上回らない』、というものです。たとえば、月額報酬(正副議長の額は考慮していない。)でみると以下の通り。

 

安芸高田市 308750X 20= 6175000

竹原市   355000 X 16= 568万円

大竹市    35万円     X 16= 560万円

江田島市  27万円   X 20= 540万円

 

 次回の議員定数については議会だけで考えるのではなく、市民に広く意見を聞くことも大切です。そういう意味でも議会報告会を早期実現して市民との対話を重ねていかなければならないと考えます。

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2010年2月22日 (月)

もうひとつのオリーブ構想

くもり

実は少し気になる記事をネットで発見。新規事業としてオリーブ栽培に乗り出す企業がありました九州電力のグループ会社である九電工が今春から熊本県天草市の休耕放棄地を利用して栽培・加工・販売の一貫事業を目指して16000万円を投資する予定という。(MSN産経ニュース 2010.1.21

 

熊本県・天草市も協力するという画期的なプロジェクトであり、江田島市もうかうかとしてはいられません。(九電工のHP公開文書はここ。)調査・研究のパイロット事業(試験事業)は平成22年からの3年間ということですが、今後の動向によっては江田島市のオリーブ構想に大きく影響するだろう。情報収集を積極的に行い、事業計画も慎重に進めていかなければなりません。

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2010年2月21日 (日)

江田島市、オリーブの島構想

晴れ

 

 江田島市でオリーブ・プロジェクト(オリーブの島構想)という計画がこれから始まろうとしています。

 

 先日報道されたように、読売ゴルフから平成19年(2007314日に寄付していただいた山林など114ヘクタール(大柿町深江)の市有地の一部を利活用して、オリーブ栽培に産業振興の活路を見出そう、というもの。

 

 平成22年度から調査栽培を開始し、約10年をかけて本格的な収穫を目指す計画です。江田島市内の企業も参入を検討しているという。

 

 寄付された土地については、平成20年度から県と協力して調査した結果、十分な水量を確保できないということで、農地造成をいったん白紙とした経緯があります。(平成20年度は当初予算ベースで県・江田島市が折半して1200万円の調査。)

 

 来年度から新たな計画がスタートしようとしていますが、私は今回のオリーブ構想には基本的に賛成の立場です。江田島市の農業振興においては、確かに早急にやるべき問題があるのは事実ですが、先行投資という観点から少しでも今のうちに種まきをしなければならないこともある。

 

 江田島市は呉市に次いで全国第2位のカキ生産量を誇ります。また豊富な瀬戸内の魚もあります。魚介類とオリーブの組合せでなにか思い当たることはないだろうか?ヨーロッパの地中海を思い起こします。カキとオリーブの組合せによる商品開発も考えられます。

 

 まだ本格的な江田島産オリーブはありません(昨年、柿浦小学校でのオリーブ収穫はありました)が、先行して、たとえば能美ロッジにオイスター・バーであるとか地中海料理を試験的にメニューに入れても面白いかもしれません。

 

 湯崎広島県知事のかかげる瀬戸内 海の道1兆円構想県の過疎地産業振興支援にリンクした事業として本格的なものに成長することを期待したい。

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2010年2月16日 (火)

連携計画を考えよう

晴れ時々くもり

 3月に策定予定の江田島市地域公共交通総合連携計画ですが、いま素案について意見やアイデアを募集しています。締め切りは2月18日(木)。

 残り少ない期間ですが、ぜひ、素案を一読されて、思いついた意見・アイデアを投稿してみてください。些細と思っていることが実はすごい発想に発展することもあります。いろいろな世代や地域の方の視点から寄せられるアイデアが素晴らしい計画に結びつくことに期待してます。

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2010年2月15日 (月)

冬季五輪はじまる

晴れ

 早いもので2月も半ばが過ぎました。なんとなく春が近づいているのが肌で感じられます。バンクーバー冬季五輪が先週から始まり、連日、日本人選手の活躍がテレビニュースで流れています。選手のみなさんにはこれまで頑張ってきた成果を競技で見せてほしい。がんばれ、日本!

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2010年2月13日 (土)

三次市議会に続け!

晴れ

 

 三次市議会が議会基本条例案を早ければ3月定例会に上程する予定です。県内では議会改革の最先端をいっており、すでに議会として市民に対する説明の場である議会報告会2度(2カ年度)開催しています。

 

 議会基本条例は北海道栗山町が平成182006)年5月に初めて制定・施行してより、徐々に全国の自治体の議会が制定にむけて取り組んでいます。江田島市議会も議会基本条例について検討を始めて1年半近くになるのですが、まだ制定までには時間がかかる模様。総務常任委員会が2008(平成20)年8に勉強会を開催し、200810には先進地域(島根県邑南町など)を視察していますが具体的には遅々として進んでいないのが現状です。

 

 昨年10月の改選によって議会メンバーが入れ替わりましたが、議会としてはこの課題を前に進めていかねばなりません。もちろん、単にほかの自治体の基本条例をそのまま導入する、というのではなく市民の意見を聞く場を設けて、慎重に審議することも大切なことであると考えます。制定することを目的とするのではなく、住民自治を実践するためには議会がどうあるべきか、を市民とともに真剣に討議しなければ。そのための議会報告会などを早期に開催する必要があり、私も同僚議員諸氏に報告会の重要性をこれまで以上に説明してまいります。

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2010年2月12日 (金)

首相の答弁をどう感じるか

くもり

 本日、衆院予算委員会の集中審議があり、午前中、NHKで放映されていた与謝野馨・元財務相の鳩山首相への質疑を見る。

 今日も政治とカネの問題が中心でしたが、鳩山首相が防戦に終始。『首相は平成の脱税王』ではないか、という批判もあり。

 母親からの資金提供(最終的に贈与として申告・納税)に絡む問題に対しては、首相の弟である鳩山邦夫・元法相から聞いた話を引き合いに出して、『まったく知らなかった。』という首相のこれまでの発言は違うのではないか(本当は以前から知っていたのでは。)、と事実確認をする質問もあり、首相が気色ばむ場面もありました。

 こういったやり取りを国民はどう感じ取るか、気になるところ。マスコミは一部のやり取りを切り取って報道する。質疑全体をマスコミの解説抜きで一通り見ないと誤解することもある。

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2010年2月10日 (水)

市のHPリニューアル

くもり時々雨

 江田島市のホームページが今月1日から新しくなりました。以前と比べて使いやすくするための変更です。私としては旧バージョンのイメージが残っており、少し違和感があります。

 新しい機能として、記事を音声で読み上げる閲覧支援ソフトを導入しています。まだ試していませんが機会があれば利用してみたい。また、HPに広告掲載の募集を新たにしていますが、どのくらい応募するのか気になるところです。

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2010年2月 9日 (火)

どうなる農政

くもり

 昨日の衆院予算委員会でのこと。加藤紘一自民元幹事長の質問の中で食糧自給率が取り上げられました。コメの次にどの穀物が大事か、という議論であった。

 そのなかで大豆の自給率が7%という発言がありました。日本人にとって醤油、味噌、豆腐、納豆など大豆製品が食生活には欠かせない。今は米国等からの輸入大豆で賄っているが、これらが不作ともなれば日本人の食生活に大きく影響する、とうものです。

 日本の農政はコメ中心主義ですが幅広い政策が必要です。いま江田島市で米作はほとんど見かけません。私が小さいときはコメ作りの風景は当たり前に見れたのですが。減反政策により田んぼは放棄地となったり、埋め立てをして宅地や道路になったりしています。田畑の耕作放棄地が全国的に深刻な問題となって久しい。現政権にはこの問題についての速効力ある政策を早急に取り組んでほしい。

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2010年2月 7日 (日)

子ども議会をきっかけに

晴れ

 

 安芸高田市で先日、中学生を対象とした生徒議会がありました。今回で5回目の取り組みということです。生徒代表からの質問は、街路灯増設や道路整備など生徒が実際に生活をして不便を感じる点への質問が多数を占めたといいます。

 

25日に江田島市でも小中学生が議員をつとめる子ども議会が開催されました。目的としては、小中学生が議会制民主主義を体験学習し、次世代の地方自治の担い手として市政への参加意欲を高める、というものです。

 

子どもたちも市民であり、なるほど、と思える提案については積極的に市も取り入れてもらえると思います。子どもの視点・考えというのは、意外と大人にとって盲点・死角となっているものもあります。合併して初めての試みですが今後も続けてほしい。高校生を対象としたものを考えてみてもいい。

 

 今回は子どもの議会でしたが、市には自治会、女性会、老人クラブ、商工会、消防団など各種団体があります。各種団体の方々との市長との対話であるとか議会主催の懇談会というものも今後進めていくべきではないだろうか。行政・議会という特殊な世界にどっぷりとつかっていると本当に必要なことが見えてこないこともあるだろう。(これは自分に対しての自省の念もあります。)

 

 もちろん、市がいまどういう方向に向かっているのか、また、どういった台所事情であるか、ということも情報をガラス張りにして市民に一緒に考えてもらう土俵を作らなければなりません。広報紙は一方通行の媒体でしかなく、本音で語る会も必要です。

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2010年2月 4日 (木)

すっきりしない立春

晴れ

 

 立春というのにとても寒い一日でした。まだまだ冬日が続きそうです。

 

 政治とカネの問題についてひとつの動きがありました。政治家秘書(元秘書も含む)が政治資金規正法違反で起訴されました。しかも現職国会議員も含まれています。

 

 かつてリクルート事件で国民の政治不信が最高潮に達し、政治とカネについていろいろ改革をしてきた歴史があるのですが、またも国民は裏切られた、と感じたのではないだろうか。

 

 今後、国会でこの問題について大いに議論されるだろう。一方、相撲界でも一般人への泥酔暴行問題で横綱朝青龍が突然の引退を表明しましたが、国民にとってすっきりしない幕引きだったように感じます。

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2010年2月 3日 (水)

高速無料化とフェリー

晴れ

 

 民主党マニフェストの目玉である高速道路無料化が動き出した。今年6月から来年3月まで無料実験をするというものである。江田島市近辺では広島呉道路(通称、クレアライン)の仁保-呉の区間(普通乗用車で通行料900円)が対象となる。今回はETC(自動料金収受システム)の利用や車種に関係なく無料となります。

 

 いま江田島市公共交通協議会で公共交通機関の在り方を検討している江田島市ですが、今回の高速道路無料化実験はフェリー航路の存続に大きな影響を及ぼすことは必至。

 

 広島港までの普通乗用車(5メートル未満)のフェリー料金(運転手含む)は、高田港・三高港発2750円、切串港発2500円。確実に車のフェリー離れが進み、航路収支の悪化に拍車がかかる。旅客(人)で採算がとれる航路であればいいのだが、そうでない航路は運賃改定や廃止を含む見直しを迫られるだろう。

 

 広島市と通勤・通学・通院といった生活圏にある江田島市。その生活航路としてのフェリー便は江田島市の存続に大きくかかわる生命線。行政の役割が必要なときです。

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2010年2月 1日 (月)

西能美航路のあれこれ

 

今日からいよいよ2月がスタートしました。あいにくの雨模様です。

 

いま西能美フェリー航路の統合問題でいろいろ話題となっています。高速船の運賃ですが、いま大人片道1030円で高くなったという感覚をもっていますが、平成9年(19977月までは1050円でした。

 

その8月に旧:能美町交通局(現:江田島市企業局)が740円へと大幅な値下げをします。それに引きつられるように民間会社(小用港-広島港)も値下げをしました。この時には公営船の値下げによって民間航路を利用していた人たちも恩恵にあずかった、ということになります。

 

その後、この運賃では赤字になるということで870円(平成144月)、930円(平成186月)、1030円と値上げをしました。(もちろん民間会社も同じように値上げ。)

 

統合案によるフェリー寄港廃止にともなって高速船のみとなる中町・高田港-広島港は実質運賃値上げとなる、という見方があります。高速船料金の値下げを主張する意見もあるが、上記のような民間航路との関係もあるわけで、民業圧迫となりかねない。

 

また、値下げによって赤字補てんを税金(一般会計からの繰り出し)で、ということになれば利用していない市民への説明ができません。

 

三高港へのフェリー集約をするのであれば、中町・高田港と三高港のバス便(シャトル便)をフェリーダイヤに合わせた運行(有料)をセットに考えなければならないと思う。もちろん、中町・高田港⇔広島港の通し運賃(切符は一枚)を設定する。(以前のブログに書きました。

 

この値段がいまの中町・高田港-広島港のフェリー運賃(大人片道620円)に近ければ市民の理解も得られるだろう。現行の三高航路は中町・高田航路より距離的に短いので燃料費は少なくて済むし、集約によるコスト削減(切符販売・回収の一元化や切符の共通化など)が可能であれば、運賃を少しでも安く設定できるかもしれません。(切串港-広島港の450円とまではいかないにしても。)

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