朝三暮四と朝令暮改
晴れ
今週月曜日(1月18日)から会期150日(6月16日まで)の通常国会が開会中です。連日、NHKで予算委員会の様子が放映されています。
今日の質疑では首相が頓珍漢な答弁をしてしまいました。自由民主党の茂木敏充議員が『朝三暮四』の意味を質問したことに対して、総理は「朝みっつ、夜よっつという話で、朝決めたことが、夜に(朝)決めたことがちょっと変わること~」。
頭の中に???と浮かんでしまいました。総理の言っていることは『朝令暮改』の意味ではないか。
茂木議員は前政権が編成した09年度1次補正予算の2.9兆円分の執行を停止して2次補正案や10年度予算案を編成したことについて、「朝三暮四のごまかしだ」と批判する前提として4字熟語(故事成語)の意味を問いただしたものです。
総理が前日の発言を今日撤回したので、まさにタイミング良すぎる答弁だった。(「起訴されないことを望みたい」とした鳩山首相の発言。)
ちなみに『朝三暮四』はうまい言葉や方法で人をだますこと(中身は同じなのに巧みに変化があったようにごまかすこと)、『朝令暮改』は朝に出した命令を夕方にはもう改めることで、方針などが絶えず変わって定まらないこと。
国会中継は平日の朝・昼に放映されるので働いている人たちはなかなか見ることができませんが、いまはインターネットで中継や録画を見ることができます。国会で何が議論されているかを知るには便利な世の中となっています。興味のある方はぜひ一度、アクセスしてみてください。(衆議員インターネット審議中継 ここをクリック)
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