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2009年7月25日 (土)

防災無線が聞き取りにくい時

 雨

 江田島市は旧町時代(江田島・沖美・能美・大柿)に防災行政無線(パンザマスト)が設置されております。各町がメーカー・型式が別々であったため市内一斉の放送ができないのが現状です。

 一本化するよう4年前から総務常任委員会で議論があったところですが、財政難もあり、今後のデジタル化を考えると早期統合は無駄な投資と説明を受けてきました。市では2年後をめどにデジタル化を検討しています。

 市民の方から、最近、防災無線の音が聞こえにくいという声を聞きます。市(総務課危機管理室)に問い合わせしますと、

①市民からの要請があれば、保守委託会社に聞き取りにくさを調査してもらう。
②音量調整やスピーカーの位置を調整できるかどうか検討。
③音量測定で10デシベル以下であれば難聴地区に指定し、戸別受信機を無料貸出する。

という流れになると説明を受けました。

 ②で音量を大きくするとパンザマスト(スピーカー設置したコンクリート柱)近隣の住民の方がうるさくてしかたなくなることもあり、また、スピーカーの角度を変更すると他の人が聞き取りにくくなることもあり微妙なところがあります。

 ③の音量測定で10デシベル以上でも室内に戸別受信機がほしいという方が購入しても2年後以降にデジタル放送化となれば無用となります。

 防災行政無線である以上はすべての市民の方に情報が伝わらないと意味がありません。財政難だからという理由だけでこのままの状態にしておく、というのもどうか。被害者がでてしまっては意味がない。

 今年度のように国・県から臨時交付金(地域活性化・経済危機対策臨時交付金等)が出ているのであれば、火災報知機と同じように、戸別受信機の無料配布を検討してもよいのではないだろうか。まだ臨時交付金の全額の使い道が決まっていないので財源はある。

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