ある市長のはなし(その2)
晴れのちくもり
ブログを使って選挙活動したり議員の人気投票をして議会と対立を深めていた鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(49歳)に対する不信任案が6日開かれた臨時市議会に議員提案され、出席した15議員全員が賛成し可決しました。
議案の提案理由は、『阿久根市を市政史上かつてなく混乱させ、全国に阿久根市の恥をさらした』というもの。『市民生活に直結した夢のある施策がなされていない』『市長としての職責をまっとうしていない』などの賛成討論がでたようです。
地方自治法では市長は10日以内に市議会(定数16、欠員1)を解散しなければ失職すると規定しておりますが市長は議会解散を選択する意向。3月にも市長派と反市長派が議席を争う選挙戦が繰り広げられる予定。(なお、議会改選後に市長不信任が再可決されると市長は自動失職します。)
今回の問題は市長がブログという誰でも見ることのできる媒体を利用して実名で議員を批判したり、『最も辞めてもらいたい議員』ネットアンケートをしたことにある。市長としてもっと違った方法で市民に訴える場もあったのではないか。他に方法(手段)がなく今回マスコミで騒がれることを期待(利用)して阿久根市民に問題提起をしたとしたらみなさんはどう感じますか?
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