民間航路、一部休止
くもり
大昭汽船が柿浦・大君(大柿町)と呉を結ぶ航路を今年4月から休止するという報道がされました。原因としては、利用者の大幅減によるもので、ピーク時(平成19(2007)年5月)に比べて約40%減っているというもの。
私もこの航路を何度か利用していましたが、朝夕は大柿町の通勤・通学者でいっぱいだったように思います。また、呉への通院者にとっても大変便利な船便だったので、航路休止は残念です。
利用者減は大柿町在住の通勤・通学者の絶対数が減少したことも一つにはあると思いますが、燃料高騰による運賃の値上がりも影響しているでしょう。航路開設した当時は、大人片道600円だったものが今現在は770円。
存続する秋月-呉航路は大人420円(開設時は300円)。柿浦から秋月までは車で10分くらいでしょうか。(ガソリンを350円分使うことはまずありません。) 柿浦港を利用していた人たちが、運賃値上がりによって秋月へ移ったものと推測できます。秋月港利用者が平成17(2005)年4月の航路開設当初と比べて1.8倍に増加しているのが何よりの証拠。
車等を運転する、もしくは、送り迎えしてもらえる人は秋月港利用に変更することも可能ですが、そうでない方々にとって通勤・通学・通院するには所要時間・トータル交通費で不便になります。おそらくは江田島バスで小用港にむかうルートに逆戻りすることになるでしょう。
江田島市としてもこういった状況が今後も続くことがないようしっかりと交通体系の在り方について研究しなければ。12月定例会で私が一般質問しましたが、通勤・通学者に対する運賃の一部補助制度も検討する段階にきているのではないだろうか。
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