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2008年12月24日 (水)

一般質問始まる

晴れ

 今日より議会が再開され、一般質問が始まりました。田中市政への質問に対して、多くの傍聴者を予想していましたが、年末の忙しい時期であるのか、10名もいませんでした。

 さて、本日は私を含めて9名の議員が一般質問をしました。私の質問及び行政答弁の骨子は以下のとおりです。(本日の質問中にノートした部分と記憶によるものです。)

(1)市民との対話について

 各地域での懇談会を開く予定はなく、各種団体役員との懇談はするという市長の意見に対して、これからの4年間はこれまで以上に市民の協力が必要であり、あらゆる世代の方々の生の声を聞くべきであると進言。また、市HPの【市長の部屋】をもっと活用すべき点(例えば、ブログなど)と目安箱のような市民からの意見を聞く仕組みを創るべきであると提案。

【雑感】
 私に先立って、山本議員、石下議員から同様の質問がありました。市長は、例えば、江田島町のキュウリ生産者のように、技術と販売ノウハウをもっている方々との懇談で雇用の場について話してみたい、と発言。私はこの意見に賛成ですが、幅広い市民の意見を聞くことも大事であると考えます。

(2)行財政改革および交通船・宿泊事業について

Q.江田島市全体の問題という視点で、他の民間航路5社との協業も念頭にあるか。
A.担当者レベルで燃料の一括購入、共同運行について検討している。

Q.(運賃上昇により)広島・呉への船便による通勤・通学者への支援が必要になっていきていると考えるが。
A.財政的に厳しい。

Q.サンビーチ沖美・能美海上ロッジ・シーサイド温泉のうみの3点セットで民間運営するのがベストと考える市長は、いつの時点を考えるか。
A.(コンサルタント会社の)運営モデルに基づき出来るだけ早く。

Q.行財政改革を聖域なき改革として人件費削減も行うと先ほど越野議員への答弁があったが、(退職による)定数減によるものか、それとも給与カットを考えているのか。
A.給与カットは職員の生活維持を考えて最後の手段。
Q.地方公務員法第24条(3項)に民間事業の従事者の給与その他の事情を考慮して定めなければならないとある。江田島市在住の民間企業の給与を念頭に考えていただきたい。

【雑感】
 市長より、江田島市と広島・呉を結ぶ航路が1社であれば、国の補助対象となる可能性があるかもしれない、ということを聞く。大いに興味深い話です。職員給与については、よくラスパイレス指数(国家公務員給与に対する割合)が低いから問題ない、とか、人事院勧告に準拠しているという見解もあります。因みに、江田島市のラスパイレス指数は広島県14市のうち下から2番目で93.6%。財政破綻した夕張市は68.0%となってます。(平成19年4月1日現在) 気が付いたら若い世代(20~40代)がいなくなった、ということにならないように若者が住みやすい環境作りも大切です。

(3)大君小学校跡地利用について

Q.来年度廃校になる大君小学校は江田島市の陸上交通の玄関口であり、例えば、【道の駅】にして島の特産品・農産物を販売する場所として利用すれば観光ルートとなるが。
A.【道の駅】の要件に当てはまらない。

【雑感】
 ”道の駅”でないにしても、せっかくの広い土地と術科学校の通り道です。観光バスが停車できる特産品・農産物を販売する施設であれば地場産業の振興と地域再生にもつながるのですがどうだろうか。JA雲南(島根県)の産地直売品の販売所のように小規模農家による多品種小ロットの野菜販売で成功している事例を参考にすべきであると思います。地産地消や荒廃農地の解消という点でも検討の余地ありと考えます。

 

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