交通船事業 その2
晴れ
一昨日の記事に江田島バス海運部について記しました。
交通船事業における決算書を見ていくと【歩金】というものが運航経費にあります。一般客歩金、高速客歩金、定期客歩金、自動車歩金、上陸歩金、荷物歩金という6種類の歩金です。この歩金というものは手数料であり、江田島バス海運部の回漕付帯業務請負等に支払われるものです。
①乗船券、回数券、定期券の販売、検礼
②乗客または乗船車両の誘導
③小荷物の取扱および船舶への積み下ろし
④船舶の発航および着岸準備ならびに離着岸の綱とり外し
⑤係留施設ならびに乗降施設の点検管理
⑥その他、付帯業務等
左のグラフは交通船事業の歩金の推移を示しています。(江田島バス発足前は能美バスが回漕業務を請け負っていた。)
実際の①~⑥をどういった人数でどのように作業しているか精査してみる必要がありますが、年間4400万円という金額は大きい。もう少しコストダウンできる余地もあるのではないかと考えます。
また、宇品港では民間会社3社も①~⑥の業務を他社に委託しているものと思われ、江田島市交通船と代理店を共通化すれば合理化につながりそうである。(すでに行われているかもしれませんが。)
参考までに、江田島市交通船の運賃収入と種類別運賃収入のグラフを以下に記載します。
次回は条例と労働協約について考察してみたいと思います。
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