H20年12月定例会始まる
晴れ
本日より12月定例会(正式には平成20年第8回江田島市議会定例会)が始まりました。
まずは田中市長より市政報告。(前回の臨時議会から今回までの報告です。)
市政報告で気になる点は、【江田島バス株式会社の経営状況について】です。
今年4月から能美バスと呉市営バスの路線を継承して設立された第三セクターの江田島バスです。平成19年10月1日から平成20年9月30日までの第21期決算報告がありました。
収入1億9727万円、支出2億280万円で赤字553万円。
これが市政報告書の数字。
一方、別冊として配られた【江田島バス株式会社の経営状況説明書】の損益計算書では、売上高1億3308万円、受取補助金6184万円です。この補助金が曲者。
また、売上高のうち、
(1)定期歩金 1035万3228円
(2)航送歩金 341万6584円
(3)切符歩金 1072万3329円
(4)上陸歩金 47万6944円
(5)荷物収入 51万0406円
(6)受取手数料 1726万0595円
上記(1)~(6)で4274万1086円。これが江田島バス海運部の売上であり、江田島市交通船の回漕付帯業務。つまり、切符販売や小荷物の受付・積み下ろし作業などの請負です。
(7)売店収入 451万5983円
上記の(1)~(7)の総額4725万9620円は極端にいうとバス事業とは関係のない売上であり、江田島市交通船のコストでもあります。つまり江田島バスは交通船事業の下請け業務によってある程度成り立つ構造となっています。
市政報告の後、田中市長の【所信表明】(←をクリック)がありました。
地方公営企業法 第38条 企業職員の給与は、給料及び手当とする。 2 企業職員の給与は、その職務に必要とされる技能、職務遂行の困難度等職務の内容と責任に応ずるものであり、かつ、職員の発揮した能率が充分に考慮されるものでなければならない。 3 企業職員の給与は、生計費、同一又は類似の職種の国及び地方公共団体の職員並びに民間事業の従事者の給与、当該地方公営企業の経営の状況その他の事情を考慮して定めなければならない。 4 企業職員の給与の種類及び基準は、条例で定める。 |
さて、12月定例会に上程された議案は本日すべて審議終了。
今回の議案に対して、私はすべて賛成。
交通船事業への一般会計からの繰入9000万円、長期貸付5000万円を含む補正予算案も賛成せざるをえませんでした。
すでに当初予算で許可している限度内で江田島市へ5000万円の短期借入をしている江田島市企業局(交通船事業)。事業継続がかなり厳しいことを江田島市民にご理解いただくために市長自ら各地域に説明すべき。
一方、地方公営企業法および江田島市条例に反することに対しての追及は今後もいたします。
【雑感】
本日の定例会。議会休憩時に元議長(現市長)が議会に期待する言葉を痛感しました。
18:00~ 【豊島岩白君の市政報告を聞く会】 に出席@広島市
小生の市長選落選後にであった面白ろき若い政治家の岩白君の会。本日も元衆議院議員(法務大臣、防衛庁長官 歴任)の谷川和穂さんの楽しくも難しい講話を拝聴。
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