原油高騰による厳しい経営環境@交通船事業
晴れ
暖かい一日でした。日差しが日々強くなっているように感じますがいかがですか?
中国新聞朝刊に【江田島市交通船事業】に関する記事がでておりました。記事のとおり非常に厳しい運営環境です。
【原油高騰】とういことでいえば同じく今日の中国新聞朝刊にあるとおりニューヨーク原油先物市場(NY原油市場では米国産標準油種、いわゆるWTI= West Texas Intermediate、 ウエスト・テキサス・インターミディエートといわれている軽質低硫黄原油、つまり、高品質の原油。)では4月渡しが一時、1バレル(約160リットル)が102.73ドルの市場最高値をつける。
一説にWTIクラスの油種は一日当り生産量が50万バレル前後といわれているが、先物市場では1億バレルもの取引高だそうです。【市場】が実態を超えた【投資】から【投機】へと変化しているともいえます。
ここにきて円/米ドル為替の円高基調1ドル104円台前半ということで輸入価格が抑えられるかもしれません。
一方で、【鉄の高騰化】も見逃せないポイントではないでしょうか。2008年度(平成20)積み鉄鉱石の価格交渉が2月18日までに決着しました。鉄鉱石価格は19年度比較65%値上げで1トン当り約50ドルから約80ドルとなります。
ここにきて製鉄会社は原料高騰(鉄鋼石や石炭、スクラップなど)により鉄の値段をトンあたり造船会社に対して2万円値上げを検討している。建設用鋼材あたりも軒並み値上げラッシュではないでしょうか。
また、船腹不足(船が足りない)による運賃高騰や1月末の50年ぶりの大寒波が発生した中国では発電用石炭(通称、一般炭)の輸出を3月末まで中止したことによって国内電力各社も輸入先を豪州(オーストラリア)に求める状況にある。つまり航海日数がかかるため、運賃がかかる。製鉄原料である原料炭も米国に求める方向にあり、これまた航海日数がかかるため調達コストがアップ。【電気代も騰がる可能性あり】。
食料関係でいけば、政府が【小麦30%値上げ】を表明したばかり。
インフレ(物の値段が上がる)は必至であり、所得が増えない状況下でますます国民の生活が厳しくなる。国はこの状況(予見性も含めて)を克服すべく早期に動いていただきたい。すでにアラームが鳴っている。
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