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2006年11月26日 (日)

ローカル・マニフェスト研修@安芸高田市

 皆さん、マニフェスト=manifesto。ご存知ですか?2003年ころより、英国生まれの政治手法として日本に輸入されてきました。日本語では【政権公約】に近い。

 小泉首相時代に各政党が【マニフェスト】の要約集を配っていたことを記憶しておりませんか?

 ○○党(例えば自民党、民主党)という政党が打ち出すマニフェストをparty manifestoといいます。英語のpartyは【政党】。

 一方で、地方自治体の首長(知事、市町村長)の政権公約をlocal manifestoと定義されております。local=地方/地域。

 マニフェストの基本的な考え方としては、任期中に掲げる提案(有権者に対する約束)として、数値目標を掲げます。例えば、市長になれば歳出(出費)を5%カットします。とか、人件費を10%カットしますなどなど。

 長野県知事であった田中康夫氏の【脱ダム宣言】も一種のローカル・マニフェストといえます。

 他方、地方議会議員においても、【選挙運動の時だけの公約】=選挙公約、例えば、福祉の充実、産業の育成 というお題目を唱えるのではなく、任期中に実現したい目標があります。

 今回訪問した、安芸高田市議会の会派【あきの会】は、議員会派として有権者である市民にお約束をした、ということです。

 安芸高田市は【平成の大合併】により、高田郡6町(向原、甲田、高宮、美土里、八千代、吉田 各町)が平成16(2004)年03月01日に対等合併したまちです。

 人口33,000人、面積538km2。

 4つの町が対等合併した江田島市。それ以上の6町が対等合併した安芸高田市の苦労があるのではないでしょうか?

 江田島市議会26名。方や、安芸高田市22名。多すぎる江田島市。

 議員数はさておいて、首長としての先進地域が三次。地方議会の先進地域は安芸高田市と思いました。

 【北京の蝶】となりたい。

 【霞ヶ関】を崩さなければ【地方の時代=住民自治】の夜明けはまだ遠し、でしょうか。

 まともな=自分たちや子孫の視線をもった、市民/県民代表を応援しましょう。

 そろそろ退散します。

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