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2006年11月23日 (木)

勤労感謝の日

くもりのち雨

今、平行して読んでいる本があります。

①中国が世界をメチャクチャにする(元フィナンシャルタイムス北京支局長 ジェームズ・キング 著)

②燃え盡(つ)きる(清水一行 著)

③外交敗戦~130億ドルは砂に消えた~(元NHK政治部記者 手嶋龍一 著)

①について、まさしく現在将来の日本国民の行く末を暗示していると思います。②ですが、ノンフィクション(登場人物がリアルであり実名含む。)小説。時は1969年(昭和44)を舞台とした三菱重工社長の生き様。

③元NHK政治部記者が湾岸戦争当時にワシントン在(NHK特派員/支局長を歴任している方)としての随想記。

③について実際経験したことを記します。1990年08月02日、クウェートというペルシャ湾入り口の面積17,800km2(広島県の約2倍)、人口227万人(広島県が約287万人)の国連加盟国を侵略した事件がありました。世界史でいうと、その後の【湾岸戦争】という表現でしょう。

 1990年は平成2年。当時、大学1年生でした。8月以降、国連問題の報道が有り、昭和天皇の重態報道(当時のキーワードが自粛)と同じくらいNHKの報道振りでした。

 年明けの語学試験(中国語)、を終えて下宿先で見た光景が、1月17日の空爆映像。

 いま、湾岸戦争当時の米国大統領のご子息が同じく米国大統領であり、2003年からのイラク戦争に携わってます。

 なんとなくベトナム戦争の世相に似ていると感じているのは私だけでしょうか?

 ただ、今日いいたかったこととして、③の湾岸戦争当時、130億ドル(1ドル100円としても1兆3000億円、今は1ドル118円前後)をニッポンが提供してます。お金だけ出して人員を派遣できなかった。(時の総理が海部さん)

 クエート政府が米国マスメディア(NYタイムス)などに感謝広告を出したときに日本が除外されていた。

 だらか、今回の米国主導のイラク戦争になる前に米国高官が”on the flag” といったわけです。というか、日本のマスメディアが殊更に報道したわけです。故に特措法を小泉首相時代に成立させて、自衛官が赴いたということなわけです。【護憲運動】をする政党の方々の意見もわかるのですが、歴史認識に触れずに【憲法9条】があるから、いまのニッポンがある、というアジテーションには???です。

 今の日本国憲法を草案したのは、日本人ですか? 1945年08月15日まで、当時の【小国民】といわれる学童に対して、【鬼畜米英】と【洗脳】したのは【教師】ではなかったのではないでしょうか? 進駐軍といわれる米軍は【連合軍=国連軍】であり、いまでも国連組織の中で日本とドイツというのは敵国条項にある敵国ではないのでしょうか?【教科書に墨をぬった】のも教師です。【我々も犠牲者】だった、といわれてしまえばそれまでです。

 新聞紙面での選挙報道において、【共産党】立候補者に国立大学教育系学部が多いのはどうしてなのだろうか???

 さて、国際連合(United Natiions = UN) の2004-5年の通常予算が31億6000万ドル(1ドル118円として、3728億円余)。2004-6年の各国分担比率を見ると、

米国   22.000%

ニッポン  19.468%

中国    2.053%

ロシア   1.100%

イギリス   6.127%

フランス    6.03 %

ドイツ   8.662%

韓国    1.796%

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮) 0.010%

(出典 国際連合予算分担率

 お金を気前よく出すニッポンの姿です。(理由=先の大戦における負い目もあります。戦後補償をしなくてすんだ=中国国民党、韓国のとある政権時代)

 いまの若者(大学生、中高生、そして今生まれた瞬間の赤ちゃん)に昭和20年以前のツケが回ってきているのではないでしょうか?

 というふうにしか見れないのですが、皆さんはどう感じましたか?

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