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2006年8月29日 (火)

ふと思うこと

(晴れ)

 早朝の音戸大橋。陸上自衛隊(13旅団@海田)の給水タンクを牽引する車輌が10数台、渡ってきました。

 19:00過ぎにある地域の給水所を見てきました。先の陸自タンク2台及び隊員の方々が給水活動に従事されていました。

 先ほど、大学同期と連絡。1995年(平成7)1月の阪神大震災で学生ボランティアをした同期。当時を振り返って、給水活動が一番大変だった、とのこと。

 断水してより4日目。長丁場となりそうです。これからが大変な時期です。

 ふと、とある新聞をみると、今回のトンネル破損についての功罪を検証している記事を見ました。1965年(昭和40)に供用開始、最後にトンネルを点検したのは1979年(昭和54)だったという。それから27年間は点検をしていない。

 施設管理者である広島県のコメントとして、【2002年(平成14)にトンネルの点検を計画したものの、水を数日間止めるのに企業などの同意が得られず、断念した】ということが昨28日に明らかになる。

 崩壊したトンネルは日量約30万トンの水量、そのうち企業向けの工業用水が20万トン。点検には企業の同意が不可欠であった、ということか。点検をするに最低3日間が必要であったようです。

 昨28日の崩落現場視察をした藤田雄山県知事のコメントとして、【2002年に点検できていれば、今回の事態は避けられたのではないかと残念に思う。】とあります。

 【2002年の点検】に関わった県及び企業の担当者は今回の事故をどう考えているのでしょうか。

 もう一つの気になる記事。

 「自治体の倒産」といわれる、【財政再建団体】の申請を約550億円負債を抱えて6月26日に申請した北海道夕張市に関連する記事。

 【国】は何もしてくれない(何もできない)、とうことです。

 総務省幹部の言として、【再建団体の制度に、国の支援措置は組み込まれていない。自治体が責任を持って赤字を返す覚悟を決めるしかないんです。】(08/29朝日朝刊14版)

 この言葉を忘れるべからず。 

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