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2006年2月28日 (火)

因果なもの

(晴れのちくもり)

 中国新聞朝刊一面。呉市昭和町を本部とする米国陸軍の秋月弾薬廠は川上弾薬庫(東広島市)、秋月弾薬庫(江田島市)、広弾薬庫(呉市)の3つの弾薬庫で構成され、計7万5千トンの備蓄が可能です。

 湾岸戦争当時にも相当量の弾薬が秋月弾薬廠から送られているようです。(1991(平成03)年01月17日 多国籍軍が軍事行動。当時の米大統領は現米国大統領の父。)

 【湾岸戦争】 1990(平成02)年08月02日にイラク(フセイン大統領)がクウェートに侵攻したのを機に、米国が中心となり国際連合(UN=United Nations)が多国籍軍を編成。

 当時、大学1年生の私です。01月17日午後(13:00頃か)に第二外国語の中国語試験。いつ多国籍軍が行動を起こすか、ということでNHKが24時間、1時間毎にイラク情勢ニュースを報道しておりました。試験が終わった後、下宿先に帰ってテレビをつけると、まるでテレビゲームのような映像。実感が湧きませんでした。ガンダム世代の方々にわかる表現としては、サイド6の外で地球連邦軍VSジオン軍(コンスコン隊)の一戦をTV観戦している感じです。(過去の戦争写真、ビデオから受けた戦争とは明らかに違いました。)

 話がそれてしまいましたが、

 現在、米軍再編問題で揺れ動いてる米海兵隊岩国基地問題。

 岩国・川上(東広島市)・広(呉市)・秋月(江田島市)の共通項は、各施設が旧:帝国海軍施設である、ということです。岩国は旧:海軍航空隊があり、川上も弾薬庫として海軍が用地買収。広も然り。また、江田島は海軍に携わった方々の精神的な拠り所である海軍兵学校のあった場所です。

 親米派(太平洋戦争反対派)、リベラルであった帝国海軍の施設が米国陸軍及び海兵隊の極東重要拠点となっているのは因果なものです。

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