先ず隗より始よ
(くもりのち晴れ)
10:00より第1回江田島市議会臨時会が開催されました。
議案は以下の通り。
①江田島市税条例の一部を改正する条例案について
市民税及び固定資産税を納期限まえに納付した場合の奨励金を交付する制度がありますが、その係数を0.5%から0.25%にするもの。つまり報奨金の削減をする改正案。税金の先払い(?)に対する報奨金制度は全国各自治体において廃止に向かっており、県内では15市のうち奨励金制度があるのは8市のみ。平成19年度で江田島市も廃止予定。本件については、賛成しました。
②江田島市乳幼児医療費支給条例の一部を改正する条例案について
少子化対策の一環としての乳幼児に対する医療費助成制度について、これまで満6歳に達する日以後の最初の3月31日までとするものを満9歳までに拡大するもの。賛成しました。
③江田島市高齢者旅客船等運賃助成条例等を廃止する条例案について
1)江田島市高齢者旅客船等運賃助成条例(H16年条例第110号)、2)江田島市障害者旅客船運賃助成条例(H16年条例第111号)、3)江田島市通院等旅客船運賃助成条例(H16年条例第112号)の廃止するもの。(平成18年7月1日を施行期日とする。)
本件は反対しました。昨日のブログに書いたように、江田島市交通船の運賃値上げを質疑しようとしたのですが、【運賃値上げの確認をする発言】の最中に、議長より質問差し止めを受けてしまいました。議長理由は、福祉問題において交通船の運賃は別問題であるので質問するのは適当でない、という趣旨でした。
どうだろう。受益者である75歳以上の高齢者(年金受給者)、障害者、通院者などは、これから運賃を支払わなければならかくなり、且つ、さらに運賃値上げとなれば生活に支障を来たしかねない重要な問題。弱者切捨ての感じがする。運賃値上げをするのであれば、本助成金額を段階的に削減する、かつ、これまでの特定路線だけでなく市民の不公平感をなくする為に島発着の全航路に拡大してもよいのではないだろうか?それでなくても人口類似都市である竹原市より職員数が約200人多い江田島市です。職員人件費を低く見積もって年間500万/人とすれば、竹原市に比べて年間10億円の人件費が多く掛かります。なおかつ臨時職員や嘱託職員が322人いるんです。(H18年01月01日現在 総務常任委員会説明資料より) どこか変ですね。【先ず隗より始めよ】ではないだろうか。財政厳しいのは理解できますが、行政職員が年間4ヶ月を超えるボーナスを支給され、かつ、リストラもない。地方自治の主たる住民のサービスが低下するのは本末転倒です。島根県の海士(あま)町という約2500人の小さな町は、合併せずに単独町制をするにあたり、職員組合が給与を最大限20%自主カットをはじめたのが2004(H16)年10月。町長30%、助役/教育長/町議が20%、管理職20%、一般職5%。年間で8000万円の削減。明けて2005(H17)年3月定例会で町長50%、助役/教育長/議員が40%カットする特例条例(時限立法)が可決されております。【先ず隗より始めよ】です。
④江田島市大柿町重度心身障害者年金条例を廃止する条例案について
③と同じ趣旨にて反対しました。地域間の不公平については条例廃止には賛同しますが、廃止条例の上程の仕方が納得できない。
追記)
臨時会後に、議員全員出席の【全員協議会】で出てきた事務局からの【江田島市議会政務調査費の交付に関する条例案の骨子】に関する説明において、月額2万円の政務調査費をH18年4月1日から実施する条例を3月定例会で上程するという。空いた口が塞がりませんでした。このような取り纏めをだれが議会事務局におねがいしているのやら。
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