2019年9月23日 (月)

府中市議会、市長答弁ゼロについて


190921fuchu 9月21日の中国新聞記事から。府中市議会9月定例会で議員13名の一般質問に対して副市長、担当部署職員がすべて答弁し、市長の答弁は全くなかったことについての記事。
 一般質問とは、議員個人が市の事務の執行状況や将来に対する考え方などの報告や説明を市長などに求め、市が市民のための適切な市政運営を進めているかを議員がチェックするものとされています。
 一地方議員としては、市長答弁がなかったことはどうかとも思いましたが、市長が答弁するまでもない質問だったのかどうかは全体を見てみないとわかりません。答弁ゼロの理由に対する市長コメントは、『特に理由はない。具体的過ぎて、(市長として)答えようがない質問や以前と同じ内容もあった』とあり、一方、ある市議は、『日頃、担当部署に出向いて聞けば事足りるものもあった』とある。
 市民の声に『市と議会が緊張感を持って是々非々の議論を重ねてこそ市民にとって最善の選択ができる』とありましたが、もっともなことで、私たち地方議員は肝に銘じなければなりません。
(参考)
 江田島市議会の場合、質問者がまず演壇に立ち、最初の質問は総括質問方式とし、答弁は市長が答弁します。再質問は自席にて一問一答方式で行い、答弁は担当部長が行います。議員と部長級との議論の過程で、場合によっては市長が答弁することもあります。(録画配信→令和元年9月定例会
 他の自治体の例として、飯塚市議会は本会議場に質問者席(対面式演壇)があり、一般質問は当初から最後まで質問者が対面式演壇にいることがうかがえ、また、答弁は当初から市長ではなく担当部長が行なっていることが分ります。(録画配信→令和元年9月定例会)

| | コメント (0)

2019年9月22日 (日)

安芸高田市議会、委員会数や報酬議論へ


190921akitakada_iinkai 昨日の中国新聞から。来年(R2)11月改選予定の安芸高田市議会は7月に議員定数を現行の18から2減の16に決定しました(→2019.7.2)。定数削減に伴い、常任委員会の構成や適正な議員報酬の額について検討する常任委員会構成等調査研究特別委員会(8人、仮称)を設置する方針を決めたという記事。
 現在は総務企画(6人)、文教厚生(6人)、産業建設(6人)、予算決算(議長を除く全議員17)の4常任委員会がある。(→PDF
 委員会は、その部門に属する所管事務に関する調査・審査を行います。また、議会で付託された案件についても調査・審査を行います。委員会の性質として、普通地方公共団体の事務に関する調査を行う常置の常任委員会と個別事案に特化した特別委員会の2種類あります。
 定数削減により委員会の委員数が減ってしまうと多様な意見が反映されないということもあり、個人的には委員会定数は6~7名程度が適当であると思っています。平成18年の地方自治法改正(H18年11月24日施行)で委員会制度の見直しがあり、議員は1つの常任委員会の委員のみに所属する制限を廃止し、少なくとも一つの常任委員になるものとされ、複数の常任委員会に所属することが可能になりました。常任委員会を減らして委員数を一定程度(例えば6~7人)確保するか、常任委員会の複数所属にするかは議会の判断に委ねられるところです。
 江田島市議会では、議会改革推進特別委員会が来年秋を目途に議員定数・議員報酬についての在り方について取りまとめることになりますが、同時に委員会構成等についても議論していくことになっています。私見としては現行定数18人より減となれば、常任委員会数を削減し、委員定数の一定数確保がよいと考えています。
 参考までに、定数14の竹原市議会では民生産業、総務文教の2常任委員会で委員定数はそれぞれ7人となっています。(→こちら)また、定数16の大竹市議会では、総務文教、生活環境の2常任委員会で委員定数はそれぞれ8人。2議会とも議長も常任委員会に所属しています。

※江田島市議会では議長は常任委員会に所属していません。参考までに、条例では議長も常任委員会に所属すると解釈できます。現に、かつては議長も所属していました。
江田島市議会委員会条例
第2条 議員は,少なくとも一の常任委員となるものとする。

| | コメント (0)

2019年9月21日 (土)

江田島湾で牡蠣養殖のAI実証実験 その2

くもり
190918tss_oyster_aibook1 すでにブログで書きましたが、江田島市は直近の最新データ(H29年)でカキの生産量で自治体として11年ぶりに全国1位に返り咲きました。(→2019.5.11)また、表題にある『江田島湾で牡蠣養殖もAI実証実験』は2月に一度書いています。(→2019.2.6
 上の写真は9月18日のTSSニュースから。近年、カキの幼生の採苗は不安定になっており、2014年は特に深刻でした。(→2014.10.31)このことにより、広島県では原因を探れば年ごとの好不調のメカニズムを解明することができるとして定点観測を始めました。(→2016.9.3)   
 そして昨年12月から江田島湾で東京大学とシャープなどが人工知能(AI = Artificial Intelligence)を活用した牡蠣養殖の効率化に関する実証実験を2018年12月下旬から2021年3月末までの予定で行っています。(→大学及び企業の共同プレスリリース、2018.12)
 今回、その活動状況がTSSで特集されており、漁場のブイや養殖用の筏(いかだ)にセンサーを設置し、海水の温度や塩分濃度などを遠隔監視するとともに、ドローンに搭載したカメラで上空からかきの幼生が多く生息する場所や潮流などを観測する作業を密着取材していました。(期間限定→TSSニュース)ニュースで知りましたが、シャープ技術者の角田錦さんと東京大学大学院の中尾彰宏教授はともに広島県出身だそうです。
 離れた場所からかきの生育環境をリアルタイムに把握し、早期に対応することが可能となることで、採苗不調や育成不良を抑制し、かき養殖生産の効率化や業務効率の改善、労働負担の軽減が期待できるとのこと。
 労働人口が減り、外国人技能実習生を頼りにしているカキ養殖業ですが、この実験によりカキに限らず、養殖業全体の働き方改革につながることに期待したい。

| | コメント (0)

2019年9月20日 (金)

R1公共交通にAIを活用する取り組み@庄原市

晴れのち雨
190919_shobara_demand_bus 昨日の中国新聞から。庄原市では国土交通省のモデル事業として、公共交通にAIを活用して観光振興や過疎地域の効率的な運用を試みるというもの。
 まず初めに10月からは広島市内など都市圏からの高速バス等に乗ってきた観光客を直行の路線バスがない観光名所の帝釈峡までワンボックスバス(10人乗りデマンド型バス)で運び、観光振興のニーズ調査をする。帝釈峡からはゴルフカート型(5人乗り)の軽自動車を用意し、周辺を散策するツールとして活用する。
 第2弾として11月からは生活交通バスの実験として、路線バスが少ない地域の高齢の住民を対象に、市中心部の医療機関やショッピングセンターまでのデマンド型を運行する。
 実証実験をする協議会(市商工会議所、市観光協会、交通事業者など)は実験終了後に利用者アンケート等をもとに専用アプリを開発して事業化につなげる予定。
 江田島市では、平成28年に令和2年度までの5年間を期間とした「江田島市地域公共交通網形成計画」を策定し、公共交通の将来像を見据えつつ、持続可能な地域公共交通網の構築に取り組んでいます。(→江田島バス市営船
 江田島市内に循環型バス(料金一律)を運行することで観光客および高齢者等への利便性を向上する実験を提言しましたが実現までには至っていません。(→2016.4.5)また、一昨日(→2019.9.17)も書きましたが、観光面においては大崎上島町が超小型モビリティー(2人乗りのEV)を5台導入している事例を挙げて観光客の利便性向上を提言しました。
 最近、高齢者ドライバーの運転免許証返上に対する公共交通の在り方や行政がどこまで支援するかが問題化しています。今年9月議会において酒永議員が一般質問(→動画)していますが、こちらの課題についても早急に対策を講じることが求められます。

| | コメント (0)

2019年9月19日 (木)

R1多文化共生社会の取り組み@福山市

晴れ
190919numakuma_library 今日の中国新聞から。福山市の沼隈図書館でベトナム語と日本語で同じ絵本を読み聞かせる『ベトナム語で語るおはなし会』についての記事。増加する外国人市民にとって図書館が気軽に利用でき、日本人と交流する場となることを願っての企画という。沼隈図書館では10月に韓国語、11月にタガログ語(フィリピン)で同様の読み聞かせを開催する予定。
 尚、福山市に住む外国人市民のうち、国籍別ではベトナムが32.4%(3,194人 福山市人口459,185人)と最も多い。因みに2位 中国(2,503人 25.41%)、3位 フィリピン(1,583人 16.07%)、4位 韓国(741人 7.52%)、5位 ブラジル(388人 3.94%)と上位5か国で85.35%を占めます。
2019etajima_demographics 一方、江田島市も牡蠣養殖、農業、解体業、造船業等に携わる技能実習生等の増加によりベトナム、中国、フィリピン、インドネシア等のアジア出身の外国人市民が増えました。2005年(H17)から2019年(R1)の14年間で2.2倍になりました。(参考→2018.5.22)(福山市のように国籍別の表があるといいのですが...。参考→2019年度
 昨年12月に江田島市国際交流協会が設立され、また、文化庁の地域日本語教育スタートアッププログラム事業(H28~H30年度)に採択され、平成29年度からスタートした『えたじま日本語クラブ』も今年で3年目を迎えています。
 ボランティアで日本語クラブに参加していますが、江田島市内の認定こども園(保育園)、小学校、中学校に通う外国人市民の園児、児童・生徒も増加しており、江田島市の図書館も福山市の『読み聞かせ会』等を参考にしてもいいかもしれません。また、日本人市民(子ども、大人)も参加することで国際交流や多文化共生社会の実現にも寄与するのではないだろうか。

(参考)福山市の外国人市民
19852008fuykama_foreign-poeple50020198fukuyama_foreign-people 福山市は外国人市民の増加が著しい自治体の一つです。1985年(S60)12月末に1,640人であった外国人市民は2008年(H20)12月末には6,568人、2019年(R1)8月末には9,852人(人口比2.14%)と増加し、34年間で6倍となりました。
 国籍別でみると、1985年では韓国・朝鮮籍の割合が89.32%(1,465人)でしたが、1990年(H2)の入管法の改正により就労制限なしで日系3世までの人と家族の入国が認められるようになると南米からの日系人の割合が高まりました。また、留学生や国際結婚による増加もあります。その後、外国人研修・技能実習制度の普及により、中国をはじめ、フィリピン、ベトナム、インドネシア等のアジアの国々からの研修生や技能実習生が大幅に増加しています。今年4月の入管法改正(→2018.12.9)によりさらに増加することが見込まれます。(参考→広島県福山市における外国人労働者の実態

| | コメント (0)

2019年9月18日 (水)

竹原市観光協会のEVカー・レンタル社会実験

晴れ
190918_takehara_ev_car 今日の中国新聞から。竹原市観光協会がJR竹原駅前にレンタカーの営業店を設け、試験的に1人乗りの電気自動車(以下、EV)2台を置くという記事。
 竹原駅を利用する観光客は町並み保存地区が目的であり、もっと広域的に竹原市の魅力を知ってもらおうと今年12月28までEVの貸し出しを行い、また、電動バイクも2台置く。利用状況を検証して継続するかどうかの判断をするというもの。
 小型EVレンタル事業は大崎上島町でも行っています。(→こちら)ご存じの通り、江田島市の公共交通(バス等)を利用した観光は利用者にとっては使い勝手がよくありません。今年2月定例会で「観光振興と公共交通」について一般質問しました。(→こちらP9~)循環型バスや前述した大崎上島町が超小型モビリティー(2人乗りのEV)を5台導入している事例を挙げて陸上交通の利便性向上の提言をしました。執行部からはメンテナンス関係等をしっかり検討して、その結果、導入するかを決定したいとの答弁をいただいております。

| | コメント (0)

2019年9月17日 (火)

「まち・ひと・しごと創生」市民WS委員を募集!(その2)

晴れ
 先日、ブログでご案内しました市民WS委員募集(→2019.9.5)ですが、募集期間を9月20日17:15まで延長しています。(→市HP
 今後5年間の江田島市の戦略における4つの分野(①「しごとチーム」、②「子育て環境チーム」、③「健康寿命チーム」、④「定住促進チーム」)で広く市民の皆さんのご意見をいただく機会です。ぜひ、ご参加ください。

| | コメント (0)

2019年9月16日 (月)

広島県の海ごみ対策

晴れ
 9月13日に広島県の『海ごみ』の本格的な対策会議(広島県海ごみ対策検討委員会)が開かれました。県が設置した委員会には行政担当者や学識経験者などが出席。県の環境部長からは、「世界的な情勢を踏まえ、これまでの(対策であるゴミの)回収や清掃に加え、流出防止にももう少し踏み込んだ対策を必要ある」との見解が示されました。
 広島県の調査では、「海岸漂着物」の重量は推定およそ57トンから96トンであり、県西部が全体の8割以上を占めていて、その多くを漁業に関連するゴミ=発泡スチロール製のフロートやカキ養殖用パイプが占めています。漁業者も海岸清掃や牡蠣イカダの工夫に取り組んでいます。(→2018.10.9
 次回の委員会は10月4日に開催され、11月をめどに基本方針を取りまとめ、ゴミの流出対策についての方向性を示す予定です。

| | コメント (0)

2019年9月15日 (日)

2019年度第11回えたじま日本語クラブ

晴れ
190915nihongo1190915nihongo2 午後から高田交流プラザで開催される日本語クラブにボランティアスタッフとして参加しました。フィリピン10、インドネシア4、ベトナム3、アメリカ3、ミヤンマー1の外国人市民21人(うち子ども6人)、日本人ボランティアは13人の参加でした。
 日本語能力試験(N3)の漢字を勉強する人、会話の勉強する人、生活に関する漢字を勉強する人など、自分のやりたいことを日本人ボランティアと一緒にします。
190915nihongo3190915nihongo4 小学生が大人に日本語を教えているところや国籍の違う外国人市民同士が日本語で会話をしているのをみると嬉しくなりました。
 休憩のあと、勉強したことを復習して、最後にみなさんの前で発表しました。もう一つの会場である宮ノ原隣保館では、中国1、ベトナム1、日本5の参加者でした。
 10月から新たに三高会館で日本語クラブを開催することが決まりました。少しずつ、日本人ボランティアが増え、日本語クラブが始まって4年目にして3か所体制になります。

| | コメント (0)

2019年9月14日 (土)

令和元年 中国素淮会政治経済セミナー

晴れ
 夕方から広島市で開催された中国素淮会の政治経済セミナーに参加しました。麻生太郎副総理(財務大臣兼金融担当大臣)を講師とした勉強会で広島市内外の経済界等から多くの方々が参加しています。
 冷戦構造の終焉やバブル経済、その後のデフレ対策等、昭和の終わりから平成時代の30年で起こった日本を取り巻く世界の政治・経済(金融等)事情を時系列で振り返りながら、これからの日本の進むべき道等(経済対策を主軸として)とても分かりやすく説明していただきました。

| | コメント (0)

«県立高校の入試制度改革